暖炉で乾杯!
5月12日のモチーフの一つです。
教室ではワインボトルとワイングラス、それにリンゴなどの果物が準備されていました。
私の目にまず入ったのはワイングラスです。
それもワインを入れる底付近にうっすらとした青と赤が入っており、
この“色付きグラス”を活かした絵に出来ないものか、と思いました。
“成竹”よろしく構想段階でいろいろ考えました。
ネットの画像検索で
“ワイン ワイングラス”と入力すると実に多くの画像がでてきます。
そのうち一寸したストーリーが出来そうなものを選んで組み合わせ、
結局、上掲のような絵にしてみました。
ネットでの画像を見ながらあれこれ想像を膨らませ、
ストーリーを作り上げてゆくのも一つの有力な手法ではないかと。
でも今回はいささか、膨らませ過ぎたかもしれません。
因みに今回最も神経を使ったのは、・・・女性の指。
ワイングラスも、底付近のうっすらした色も、ワインも見事に描かれていると思います。
それに加えて暖炉、燃え盛る炎、ワイン、果物とほんのり暖かそうな雰囲気の中で男女が乾杯とは最高ですね。
何か良いことがあって乾杯なのか、将来のことを誓い合って乾杯なのかは鑑賞者の想像力次第と言ったところですね。
描く前の構想に、物語が含まれていたのですね。
ワイングラスからこの構想が生まれる、野暮な私には生まれないもので発想の若さを感じます。
色使いも綺麗ですが、苦労されたという女性の指、秀逸ですね。