子猫を描いてみました。
テーマは二つ、いずれも目に関するものです。
一つは猫の目の透明感、前々からにはトライしてみたいと思っていました。
瞳は明暗によって異なるのでしょうが、子猫らしく大きくしました。
目の色合いは数種類あるようですが、
この子猫はグリーン系とブルー系の混ざったものにしました。
もう一つは、その目に“表情を”ということです。
拙ブログ“らしい文字”シリーズで、字に表情を持たせることをやっていましたので、
この子猫にも、という次第です。
飼い主は、子猫が何を欲しているか分かっていながら、
「エッ 何が欲しいの?」なんて、意地悪く、からかっているという想定です。
何気に悲しげで、不満げで、早くよこせよ、猫パンチするぞ!・・・といった雰囲気を。
[補記]
(ポスト・コロナ関連)
本日、全国的な緊急事態宣言は解除されるとのことです。
第1段階の死者数を少なくするという目標は
既存マスコミの狂ったような政府批判にもかかわらず、
結果としては、他国が日本のことを奇跡だと羨むくらいに、
圧倒的に少ないところで推移しています。
亡くなられた方には大変申し訳なく残念なことであり、
また本件勝ち負けで論じるテーマでありませんが、
あえて故野村克也監督の言葉を使わせていただければ、
「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」
の名言を思い浮かべます。
たとえ上手くいっても、何故上手くいったのか、に思いを致すとともに、
更に一歩を進めて、至らぬ点、改善すべき点も含めて反省し、
もって第2波以降に遺漏の無いようにしてもらいたいものです。
次の第2段階は経済の回復です。
世界の経済や人・もの・カネの流れに左右されるところがありますが、
我が国としては、第1次に続いて第2次の補正予算などを通じ、
財政、金融、その他の諸政策を総動員してほしいと思います。
第1段階で見せた国民全体での底力をここでも見せて、
是非ともV字回復をと期待するものです。
そして、目を世界へ、です。中でも米中関係です。
中国で開催中の全人代の会議に合わせるように、米政府は22日までに、
『中国への戦略的アプローチ』と題した報告書を議会へ提出しました。
コロナ後、米国が中国に対し採ってきた諸施策(金融制裁、禁輸、賠償請求など)に加え、
本報告書は米国の中国に対する『新冷戦の布告』
ととらえるメディアもあるようです。
ここでは、
「中国は、習近平(名指ししている)政権のもとで、
現在の、自由で開かれたルールに基づく秩序を利用し、
国際システムを自国の都合のいいものに再構築しようとしているとしたうえで、
経済、政治、軍事力を拡大し、米国の死活的利益を損ねていると非難。
トランプ政権としては“中国と競争する戦略”に転じ、
国益を守るための措置を実行していく方針だと。
また外交による成果を上げられない場合は、米国の利益を守る行動をとる。」と。
同盟国などの関係では、
「日本、ASEAN,インド、オーストラリア、韓国、台湾などと連携していく。」と。
世界はこのように、大きな構造変化を起こそうとしています。
我が国の立ち位置が米側にあることは明々白々ですが、
対立を強める米中双方に、それぞれ何ができ、何をやらねばならないか。
特に中国には“米国を本気で怒らせたときの、その恐さ”をサイドから警告することでしょう。
また、特にこのコロナ後の中国との付き合い方は微妙です。
まさに政治、行政、経済界など総合的な国家戦略が求められます。
中でも経済面が難しいところでしょう。
内閣の国家安全保障局の中に「経済班」が設置されました。
今月4日から8回連載された読売の特集「安保60年 第2部 経済安全保障」では、
日本が如何に中国から経済面で安全保障上の弱点を握られているか、
如何に日本はノー天気か、が抉り出されました。
サプライチェーンなどの貿易問題などのほか、
こういう経済安保面も踏まえて、対中戦略の再構築を図ってほしいものです。
首相のリーダーシップに期待するとともに、国民的議論が必要です。
とりわけ国会議員(野党は勿論与党も)の皆さんは、まず目を覚まし、目を世界にも広げて下さい。
(お前は“猫の目”ぐらいの世界じゃないか、とお叱りを受けそうですが・・・)
ポストコロナ対応:仰る通りだと思います。
ご高説拝読させて頂きました。
私自身も身近なことを含め、今後のコロナ対応の変化に少しでもついていけるようしたいと思っています。
この表情、しぐさで迫られると食べ物全て与えてしまいました、猫パンチの元の前足、可愛いです。
緊急事態解除、入学式もまともでなかった新高校生の孫娘も愈々定期券購入など、止まっていた日常が動き出すと喜んでいます。
コロナ後の世界、地球規模で覚醒し始めた中国への対応を注目しています、与野党の親中派が日本の舵取りを過まらせないよう願うばかりです。