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今年は例年より早く満開になったようです。
今回も又、柴崎春通先生のYoutubeでの桜の作品を参考にさせていただきました。
この絵の大きな構図は先生の「Watercolor demonstration|Sakura」をベースに
させてもらっています。
3年前にこのデモを見たときは、その桜の豪華さに、ただただため息が出るばかりでした。
でも、この桜の勢い、いずれチャレンジしたいと思いつつも、いきなりの模写は無理で、
やはり基本からと、先生の他の作品、例えば
「(5分でわかる)ソメイヨシノの描き方」や
「水彩画の基本 桜の樹木を描くコツ」などを練習して本作に挑みました。
描き始める直前、あまり深く考えもせず、ほんの遊び心で、
自転車に乗った二人の子供を添えてみようと思いました。
デモの作品にはなかったものです。
自転車の彼らを描きやすくするため、視点を原動画よりやや上からにしたり、
ハンドルを持つ両腕の仕草で男女の違いを強調したりと、
些細なことながら、それなりに気を使ったつもりでした。
しかし結果はどうだったか?
見た瞬間、自転車の二人にも気を取られ、
原動画で主役であったはずの桜の豪華さが薄れ、
結局は虻蜂取らずになってしまいました。
原動画では、目線をもっと低くした構図で、
桜本体が占める率が圧倒的に多く、道路のそれは少なくなっています。
その道路上の人物は、ずっと奥の方にチョコンと、しかし存在感をもって配置されています。
もちろん自転車の二人はいません。
なるほど、桜の豪華さを強調するということはこういうことなのか!
と思い知らされた次第でした。
水彩画ですので、自転車の二人は、画面から消すことは出来ます。
が、何やら今度は、二人の子供に悪い気がして、そのままにいたします。
「何を描きたいか!」をはっきりさせることの大事さを、
また、「風景画での人物の添え方」、これにも奥深いものがありそうだなあと、
・・・それもこれも勉強なのであります。
相模川の三川公園は側流川土手にその枝ぶりを誇っていましたが何故か枝が大胆に剪定されてしまい残念で怒りさえ覚えました、この作品のように大きく空に羽ばたく雄大な桜並木だったのに・・・。
描かれている自転車で満開の桜の下を走る子供たち、作品のアクセントになって、まさに春爛漫ですね。
飾っておけばいつでも素晴らしい花見ができるようで楽しい作品と思いました。
ここ数日中に多摩川沿いを歩いて見ようと思いました。