先日の教室(3月2日 新百合絵画研究会)です。
翌日が雛まつりということもあり、
三つのモチーフのうち、二つがこれに関連したものをご準備いただいていました。
お人形さんのセットと桃の生け花で、これらを一緒にし、
バックに共通の屏風を仕立てて描かせていただきました。
前にも書きましたが、自分は子供も孫も男の子ばかりでしたので、
女の子のお人形さんなどを目の前にすると、何か面映ゆいというか気後れ感があるから不思議です。
そんな私でもこの歌の歌い出しぐらいはわかります。
さてさて雛人形、何時ものことながら、お人形さんはそのお着物の柄とお顔に気を使いました。
女雛さん男雛さんの柄は、互いが補色の鮮やかな赤と青緑が基調色。
その中に、微妙に異なる色模様・・・。
お雛さんで最も神経を使ったのは、やはり目。
女雛さんの周りを包み込むような優しそうな目、そして男雛さんのキリっとしまった目。
たった二つの小さい線ながら、ここで表情が決まります。
雪洞(ぼんぼり)の花模様、細かい作業ですがせめてその雰囲気だけでも、と。
桃の花、切り花として描くのはおそらく初めてではないかと。
こちらも補色の関係にある桃の花とゆうかりの葉、
そして花瓶の絶妙なカーブ・・・大事にしたいところです。
この桃と桜や梅との違いがネットに出ていました。
花びらは、桜はクサビ形に切り込みがあり、梅は丸く、
桃は花びらの先端が尖っているとのことでした。
また一節(ふし)につける花の数は、桜は複数、梅は1個で支える花柄(かへい)なし、
桃は1~2個で、短い花柄があり、枝から浮くように咲く、とありました。
恥ずかしながら、この年にして初めて知った次第です。
WBC侍JAPANが4戦全勝で準々決勝へと駒を進めました。
日頃は殆ど見ない野球のTV中継もここ数日はその前で釘付けになり、
留飲を下げっぱなしでした。
大谷選手は試合本番でも大活躍でしたが、
試合前の打撃練習では5階席まで届く(名古屋の球場)特大ホームランを披露するなど、
正に規格外のショータイムとなっていました。
日本のチームは投手陣、打撃陣ともに層が厚く、
栗山監督も彼らを活かした采配をされているようなので、是非とも優勝までいき、
元気の無くなった日本(ご無礼ながら首相の始球式はその象徴)に活を入れてほしいと思います。
さてさて、説明を読んで何時もそうではないかと思っていたことが細かく書かれていて感心しました。
どれ一つ描くにしてもこの様なご努力をされているんでしょうね。
それに全般のバランスが又素晴らしいです。主役以外の色合い、華やかな中にも落ち着きが感じられます。
大谷選手連日の活躍もそうですが、昨日のホームラン凄かったですね。日本チームの活躍を期待します。
WBCが始まリ「ショータイム」ってワクワクしていたら、もう決勝ラウンド・・・「光陰矢の如し」矢ではなく鉄砲玉ですね。
木目込みのお雛様は母がこしらえていたこともあり、ひな壇に並んだものより、特別な懐かしさを覚えます、人形の命は「目」だと教えられました。
作品のお雛様、雪洞も桃もセットで可愛いです、全体が春で、まさに桃の節句そのものと感じました。