古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

白髪三千丈・・・(漢字(草書)の練習)

2019-01-28 07:00:02 | 書道
来月中旬に開かれる書道の展示会で準備中の一部分です。
李白の詩で、オーバーな表現の代表格みたいな言葉です。
また、ノーヘアーの自分が書くのは、チョッと複雑な気持ちでもあります。

白髪三千丈 縁愁似個長
不知明鏡裏 何處得秋霜

展示会には上の全文字(20字)を半切大で書きますが、今回はその前半を1/2大で書きました。
また展示会には教室の先生のお手本をベースにしますが、
本作は、松本芳翠先生の「草書千字文」から集字(三、丈、愁、個以外の6文字)させていただきました。

web上の三省堂編集所によると、読み方は
〔白髪(はくはつ)三千丈、愁いに縁(よ)りて箇(か)くの似(ごと)く長し。
知らず明鏡の裏(うち)、何(いず)れの処(ところ)よりか秋霜(しゅうそう)を得たる。〕

訳文は
乱れて伸びたこの白髪(しらが)、これも心の憂さのため、
鏡に映る己(おの)が顔、どこから来たか霜(しも)のおく老いの影  とありました。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (mori)
2019-01-28 07:23:29
見事なバランスで書かれていると思います。字の画数により線の太さと細さと、個々の字の筆字独特の風情と言うか書き方により、そう感じるのかも知れません。一例をあげれば三の字の一番下の線は、単に横に引くのでなく、絶妙なバランスで書かれていると思います。
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Unknown (サガミの介)
2019-01-28 10:07:41
普段「書」に関心なかったものが、このブログで絵画と同じように鑑賞できる心境になれました。
李白の詩を黒白の世界で楽しく鑑賞できる、展示会出品作も待ち遠しいです。
解説なしで読めるようになれるともっと楽しいのでしょうが・・・。
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