古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

恥ずかしながら やっと出ました 深紅(らしき)色

2016-10-03 06:29:25 | 静物(花)

今回は色の話、それもかなり間の抜けた話であります。

実は前々から、漫然とではありますが、深紅(しんく)色をしたバラの、その“色”が気になっておりました。

深紅色といっても、色彩基準(マルセル記号など)とか、染料の色の基準とか、そういう難しいことではなく、
要は、深く濃い赤色のバラをみて、それらしき色を出してみたかったのです。

今までも、何回もこの色にトライしてきました。
手持ちの水彩絵の具(トータル30色ほど)のうち、主に赤系統(4色ほど)を使ってです。
しかし、これが意外と難しく、思うような色を出すことができないでおりました。

・・・そんな状態がここ数年・・・

つい先日のことです。
近くの花屋さんで、このバラを見かけました。
じーっとその花色を見ていると、やはりこの色を出してみたいとの思いに。

今までと同じ様に、手持ちの絵の具をいろいろ組み合わせて試みました・・・がダメです。

そこでフト悟ったこと、それは、今使用している絵の具では、その色を出すのは難しいのではないか、
ということです。

そう、ここでも漫然とですが、
今使ってる絵の具だけで、いろんな色を出してきたではないか、
この色も何とかなるはずだ、と思いこんでいました。

思考がそこでストップしていたのです。

“そうだ 新しい絵の具を!”

となり、画材店へ直行、この色に最も近そうなのを買い求めました。

ウィンザー&ニュートン社製のカドミュウム・レッドという色の絵の具です。

早速試してみました。

この絵の具も、それ単色では、ストレートに望んだ色とはいきませんが、
これをベースに、数種類の色を混ぜて出てきた色が上の写真です。

やっとこさ、深紅らしき色が出たかな、と思っています。


色が出なければ、新たに絵の具を変えてみる・・・こんな単純なことを!
結局は色に大甘だったことを露呈してしまいました。

何とも間の抜けた、恥ずかしながらの話でありました。

でもちょっぴり満足感も・・・。



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1 コメント

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Unknown (mori)
2016-10-03 06:50:26
絵を見た瞬間、「オッ奇麗な薔薇だ」と思いコメントを読んで、何時ものことながらそうかと深くうなづいていました。より良きもの、自分の納得するものを求める姿勢には本当に感心します。絵は色の深みのみならず、形のふっくら感も見事に描かれていると思います。
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