古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

のたりのたりとした海の練習

2012-09-24 06:26:04 | 風景(全体)
季節外れではありますが、蕪村の句に「春の海 ひねもす のたりのたりかな」)というのがあります。
この“のたりのたり”感、静かでゆったりとうねる海が今日の練習のテーマです。

海の描き方のなかでも、のんびりした穏やかなすがたは特に難しく感じます。
顔を描く時、笑顔や怒り顔は何となく描きやすそうですが、普通の、おっとりして、なんでもなさそうな顔を描くのは難しいのと同じです。

単純に、夕暮れ時の空と海。目線はやや上から。海の部分の絵の具は“ウルトラ・マリン・ディープ”の一色だけで描いてみました。
直線的な線や角(かど)を用いず、ふわーっと丸みを帯びたように描くのがポイントのように感じました。

yahoo知恵袋によると、“の”で始まる言葉には、“ゆるい感じ”のものが多いとか。
のどか、のったり、のっそり、のんき、のんびり、のんべんだらり、・・・。

尖閣問題はじめ、日ごろ腹立たしいことが続き、テレビに向かって怒る毎日。
気持ちの方は、なかなか“のたりのたり”とはまいりません。

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3 コメント

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Unknown (mori)
2012-09-24 06:59:07
私の一番好きな色が青ですが、青と白で海と空を、近付くに従い微妙に色と波の形を変化させ見事に絵に奥行と言うか立体感を出していると思います。海にしては凪いだ状態で小舟に乗って釣りでもすれば最高でしょうね。
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Unknown (キンジ)
2012-09-24 22:01:57
ヤヤヤ 春 やっと「秋」が来て涼しくなったと思ったのに・・・。 しかし 巧いなー。 「ウルトラ・マリン・・デイープ」 (こちらはパソコンで「ディ」を打ち出すのもオロコクなってきたくらいなのに・・・) 水彩画材の進歩も凄いですね。60年前の水彩画と言えば12色+塩黒 だったのに…。
だから油絵的に見えてくるのでしょうかネー。静かな「海」の表現はノタリノタリとはとはちょっと???  それにしても ・・ひねもすノタリノタリ・・・ 海の波が巧いなー。

今夜のタケシ3時間だった・・・。
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のたりで生きたい (サガミの介)
2012-09-27 10:18:41
このブログ画廊の作者の心の奥底に「癒し」が深く横たわっているのではないかと思います。
どの絵を見ても心が穏やかになり癒されます。
のたりの海、ひなもす眺めてのんびりと生きてゆきたい。
お国の次期総理も決まったやに報道されています、心穏やかに、のたりとしていない海への船出、決然とした舵取り期待したいです。
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