白鷺の舞
久しぶりに[ らしい文字 ]を、羊毛筆で渇筆気味に書いてみました。
(半切2/3大)
羊毛筆にはとにかく慣れることが一番と、
前から書いてみたかった「舞」一文字の練習から始めました。
この「舞」の字には線の太細、曲直、潤滑、起・終筆、いくつかの転折部など、
この筆の練習にはもってこいの字だと思ったからです。
ややあって、この「舞」に「鷺」が加わり、「白」が加わりで、
「白鷺の舞」として、右から左への書道の流れで練習をしていました。
そんな中、
「鷺」の冠(上)部の“路”は翼らしく広げて書いた方が面白いぞ、とか
これに「白」を“頭”に似せてくっつければ象形文字風ができそうだとか。
更に奔放な「舞」を入れて、
全体を左上から右下に流せば、鷺が飛んでいく・・・・
幼稚な遊びを、お笑いあれ。
次いでコメントを読んで、楽しみながらの筆の練習に何時ものことながら敬服。
作品は羊毛筆の練習と言いながら、遊び心も含め絵心のある人でなければ書けないなんと見事な出来栄えだと思いました。
羽を広げた白く大きな鷺、丹頂鶴のように求愛のダンスを舞うシラサギ、羊毛筆で一味違う魅力を駆使した「らしい文字」もっと見せてもらいたいです。