古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

ツバキ

2021-02-15 07:00:11 | 風景(花)
ツバキ(名称については末尾を参照下さい)を描きました。

今回も柴崎春通先生のyoutube動画「椿の花/ツバキ」に
刺激と技法をいただきました。
毎回のことながら、最初は何を描いているのかわからないのが、
いつの間にやら存在感たっぷりのツバキが描き出されていました。
最初、まずバック(全面)から入られたのに驚きました。
“バックも含めた全体で描く”・・・その典型を見た気がしました。
更にはよく“水”を使っておられ、これが水彩画なんだと、改めて教えられました。
動画では花器に入ったそれでしたが、これを樹木に変えて描いてみました。

このツバキは全国多くの自治体の“木”や“花”になっているようです。
私が住んでいる川崎市では、“市民の木”が“ツバキ”となっています。
我が家の近くでも、やや小ぶりのツバキをよく見かけます。

小林幸子さんのヒット曲“花は越後の・・花は越後の・・雪椿”の
上越市の“市花”も“ツバキ”です。

故郷九州は結構多く、
家内の出身町(佐賀県上峰町)の“町木”が“ツバキ”ですし、
私の出身高校(明善高校)があった市(福岡県久留米市)の“市木”も“久留米つばき”です。

京都市の“市花”の一つが“ツバキ”。
岡田准一さん主演の「散り椿」、このタイトルの由来は、
京都の地蔵院の散り椿(花びらが一枚ずつ落ちる)とのことですが、
この作家・葉室麟さんはこの明善高校出身(10年ちょっと後輩 66歳の早さでご逝去)です。
故郷・久留米の椿と、奥深いところで、何か繋がったものがあったのかもしれません。

折も折、ケーブルテレビで昨日から
「椿三十郎」(黒澤明監督 三船敏郎主演)のシリーズが始まりました。
この絵を描いたからか 何やら、特別な思いで見入ったことでした。
映画の中で“椿”は、主人公の名前だけでなく、
白と紅(映画では白黒)の実際の花としても、重要な役割を果たしていました。


[註]
“ツバキ”との名称はウィキペディアからですが、
生物の分類学上ツバキ科/ツバキ属となっているからだと思われます。
市町での名称は、それぞれのホームページで掲載されている呼び方です。

[補記]
今日2月15日は私たち夫婦の父の命日です。
偶々日にちが一緒で、1/365の確率なので珍しいことでしょう。
私の方の父が53年前・55歳で、家内の父が46年前・67歳で、でした。
先日家内も80歳を迎えることができ、何より両親に感謝しているところです。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 白鷺の舞(らしい文字)(羊毛... | トップ | 駆ける馬(墨絵にて) »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (サガミの介)
2021-02-15 09:13:33
先日、あまりにも天気が良いので伊勢原市の日向薬師から大山の見晴らし台まで散歩してきました。
この作品、その元気さやみずみずしさ、私の感覚では丹沢の麓にたたずむ山の椿です。
花瓶に飾られた花とは違う印象は描き方にもあるのですね。
返信する
Unknown (mori)
2021-02-15 07:19:10
寒い中で、緑の葉の中に真っ赤な花弁と黄色い花芯を持つ椿の花は私の好きな花の一つです。故郷にもあっちこっちにありました。又そこで仕掛けをしてメジロなんかも良く捕りました(今は×)。
作品は椿全体の色合い・濃淡、バランス等の特徴が見事に描かれていると思います。中央に開花している花もさることながら、右下に間もなく開花するぞと言わんばかりの花も良いですね。
描くときにバックからとは考えてみれば成程と納得しました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

風景(花)」カテゴリの最新記事