
今から丁度二年前、相馬山東麓での三角点探しをした時、1215m峰で
四等・柏木を発見し、同じ場所にあつた古標石を見て新旧二つの三角点
ありと記録したが三角点研究者の舘沢氏から古い方は「宮標石」かも
知れないという情報を貰った。
連休の喧騒も終りゴルフ例会も好成績で済まし、さあこれから山だと
張りきったら悪天候続きで足止め。今日の予報では午前中に晴れマークが
ついたので確認の為に軽装で榛名へ。だが、雲は厚く霧が出ているのか?
榛名方面は真っ白けで何も見えない。
取敢えず「新井盗人越線」で吾妻山脇を通って休止が続く榛名C.C、
ここからは同じ林道でも「上野原線」と名前が変わって約4Kで水沢山
森林公園登山口。駐車場にはこんな天気でも車が一台、水沢山にでも
行っているのかな? (10.56) 少し霧が巻いて来て肌寒い。
この道標で

水沢山とは反対側の遊歩道に入ると直ぐに分岐道標。
以前より枚数が増えて賑やかになったようだ。オンマ谷方面に左折
して緩い上り。

後から小学生高学年位の大集団がギャ―ギャー騒ぎながら追い付いてきて
案内板の所でその集団に飲みこまれ。まるで孫と一緒に歩く様。
間も無く東屋、表示に1150mとあるが

その脇にある「四等三角点・つつじヶ峰」の標高は1142.7mなのに。

出発から約1kで相馬山との分岐で危険登山禁止として鎖で閉鎖され
ている(11.17)。

危険なのは相馬東麓ルートなので此方は関係無しに鎖を潜って林間歩き。
右に見える雌岳は上半分が霧の中、その左の相馬も薄ボンヤリのつつじ林。
相馬山への分岐まで南へ約0.4k、その間に二つの岩山がある面白ルート。
僅かの区間の平坦道を過ぎると早速第一の岩ピーク、迂回路は無く右目の
割れ目から岩角を掴んで突破、

下りた所に古い道標、「伊香保・つつじヶ丘方面」と擦れた文字。

続いて2つ目の岩ピーク、今度は左目の割れ目にルートがある。

登った先もこんな岩の尾根で山気分を満喫できる。

急降すると見慣れないブルー紐の目印。

このルートには新規の目印が目立つ。ブルーの他にテープ状の物や

自動給茶機などに備えられているようなカップも。

ピークから下りて熊笹の道を進むと相馬山方面との分岐(11.46)。

分岐を直進して相馬から東に流れる稜線の小ピークに向かうが手前で
左へ迂回してそのまま稜線に乗り東南に向う。
地形図では二つのピークがあるが等高線2-3本なので気にならないで
少々のアップダウン程度の感じ。但し、周りのつつじの枝が煩い。
落ち葉の堆積した何回かの下降道は猪が餌を漁った跡が多く糞も
見られる。霧で進路も良く見えず気温も低く条件は悪い。
やつと鞍部着、ここは鷹ノ巣林道への峠道の分岐でもあり
このマーク、外れないように赤テープで補修(12.20)。

ここからいよいよツツジの強烈な藪に突入してトンガリを目指すが、
標高差は等高線三本ほどなので何とかなる。
鞍部から少しのところで左への踏み跡発見、それを辿って東北方面から
登ってみることにした。
踏み跡は絶えずにずっと続き南にまで回っているが、約90度周った所から
頂上を目指す。此方も藪が酷いが正面ほどではなく、小枝に掴まれる
ので比較的楽かも。
漸く錐の先のような一坪強ぐらいの頂上、二つの三角点と思われる物の
位置関係はこんな具合(12.58-13-38)。

手前の白いのが四等三角点

さて問題は古い方、用意の小道具で掘り出して観察。頂部はXマーク、
四隅に切り欠き、一辺は12㌢。

東側面に「三角補點」、これをはっきり見たのは初めて。

南面に「宮標識」、やっぱり舘沢氏の指摘通りこれは「宮標石」だった。

西面は白苔と彫りの薄さで良く判らないが「相馬二号・支七号」?

北面には何も無し。
さて、爺イの標識は?と見渡して吃驚仰天。割れて何処かに飛んで
しまっている。紐に残った僅かの木片に書き入れて珍妙な頂上標識の誕生。

かってはこんな形の物だったのに。

破片を探すも見付らず、こんな落し物発見。膨らんでいるのでさては
お宝発見と思ったら大量の吸殻の入った携帯用灰皿。

昼食・休憩の間に少し霧が晴れてきた。相馬山を東から、この角度からは
正に凄い峻峰。

北北西に雄岳と雌岳、デジタル放送用アンテナが巨大。

北東に水沢山、ここも中継設備がよく見える。

さて、下山開始。ツツジが濃いので尻をついた格好で下の隙間を滑り降りる。
鞍部までは道が無いに等しいので何処を下っても良いが正面に雄岳を
外さない事が肝心。鞍部からは往路では気にしなかった小ピークの
登り返しにやや苦戦。
やがて相馬との分岐(14.17)、折角だから相馬入り口の石仏まで行ってみる。
分岐の道は稜線下を細々と西へ伸びるが、足下が崩れ易いガレと
落ち葉なので気を使う。分岐から約0.3Kで自然に熊笹の稜線に合流(14.29)。

やがて不動明王の石像、

此の先が300山にも紹介されている相馬東ルートだが、爺イには無理なので
ここで終り。本日の爺イ(14.34)。

再び、分岐に戻り二つの岩ピークを無事に越えて遊歩道へ(15.06)。
誰も居ない下り1Kの道をのんびり歩いて駐車場所(15.24)。
帰途に富士見峠下の「創造の森」に寄ったらツツジが満開。


その下の派手な宣伝をしている桃泉のポピーは未だ数輪、満開には程遠い。


自宅からの往復走行距離 48K。

ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。
四等・柏木を発見し、同じ場所にあつた古標石を見て新旧二つの三角点
ありと記録したが三角点研究者の舘沢氏から古い方は「宮標石」かも
知れないという情報を貰った。
連休の喧騒も終りゴルフ例会も好成績で済まし、さあこれから山だと
張りきったら悪天候続きで足止め。今日の予報では午前中に晴れマークが
ついたので確認の為に軽装で榛名へ。だが、雲は厚く霧が出ているのか?
榛名方面は真っ白けで何も見えない。
取敢えず「新井盗人越線」で吾妻山脇を通って休止が続く榛名C.C、
ここからは同じ林道でも「上野原線」と名前が変わって約4Kで水沢山
森林公園登山口。駐車場にはこんな天気でも車が一台、水沢山にでも
行っているのかな? (10.56) 少し霧が巻いて来て肌寒い。
この道標で

水沢山とは反対側の遊歩道に入ると直ぐに分岐道標。
以前より枚数が増えて賑やかになったようだ。オンマ谷方面に左折
して緩い上り。

後から小学生高学年位の大集団がギャ―ギャー騒ぎながら追い付いてきて
案内板の所でその集団に飲みこまれ。まるで孫と一緒に歩く様。
間も無く東屋、表示に1150mとあるが

その脇にある「四等三角点・つつじヶ峰」の標高は1142.7mなのに。

出発から約1kで相馬山との分岐で危険登山禁止として鎖で閉鎖され
ている(11.17)。

危険なのは相馬東麓ルートなので此方は関係無しに鎖を潜って林間歩き。
右に見える雌岳は上半分が霧の中、その左の相馬も薄ボンヤリのつつじ林。
相馬山への分岐まで南へ約0.4k、その間に二つの岩山がある面白ルート。
僅かの区間の平坦道を過ぎると早速第一の岩ピーク、迂回路は無く右目の
割れ目から岩角を掴んで突破、

下りた所に古い道標、「伊香保・つつじヶ丘方面」と擦れた文字。

続いて2つ目の岩ピーク、今度は左目の割れ目にルートがある。

登った先もこんな岩の尾根で山気分を満喫できる。

急降すると見慣れないブルー紐の目印。

このルートには新規の目印が目立つ。ブルーの他にテープ状の物や

自動給茶機などに備えられているようなカップも。

ピークから下りて熊笹の道を進むと相馬山方面との分岐(11.46)。

分岐を直進して相馬から東に流れる稜線の小ピークに向かうが手前で
左へ迂回してそのまま稜線に乗り東南に向う。
地形図では二つのピークがあるが等高線2-3本なので気にならないで
少々のアップダウン程度の感じ。但し、周りのつつじの枝が煩い。
落ち葉の堆積した何回かの下降道は猪が餌を漁った跡が多く糞も
見られる。霧で進路も良く見えず気温も低く条件は悪い。
やつと鞍部着、ここは鷹ノ巣林道への峠道の分岐でもあり
このマーク、外れないように赤テープで補修(12.20)。

ここからいよいよツツジの強烈な藪に突入してトンガリを目指すが、
標高差は等高線三本ほどなので何とかなる。
鞍部から少しのところで左への踏み跡発見、それを辿って東北方面から
登ってみることにした。
踏み跡は絶えずにずっと続き南にまで回っているが、約90度周った所から
頂上を目指す。此方も藪が酷いが正面ほどではなく、小枝に掴まれる
ので比較的楽かも。
漸く錐の先のような一坪強ぐらいの頂上、二つの三角点と思われる物の
位置関係はこんな具合(12.58-13-38)。

手前の白いのが四等三角点

さて問題は古い方、用意の小道具で掘り出して観察。頂部はXマーク、
四隅に切り欠き、一辺は12㌢。

東側面に「三角補點」、これをはっきり見たのは初めて。

南面に「宮標識」、やっぱり舘沢氏の指摘通りこれは「宮標石」だった。

西面は白苔と彫りの薄さで良く判らないが「相馬二号・支七号」?

北面には何も無し。
さて、爺イの標識は?と見渡して吃驚仰天。割れて何処かに飛んで
しまっている。紐に残った僅かの木片に書き入れて珍妙な頂上標識の誕生。

かってはこんな形の物だったのに。

破片を探すも見付らず、こんな落し物発見。膨らんでいるのでさては
お宝発見と思ったら大量の吸殻の入った携帯用灰皿。

昼食・休憩の間に少し霧が晴れてきた。相馬山を東から、この角度からは
正に凄い峻峰。

北北西に雄岳と雌岳、デジタル放送用アンテナが巨大。

北東に水沢山、ここも中継設備がよく見える。

さて、下山開始。ツツジが濃いので尻をついた格好で下の隙間を滑り降りる。
鞍部までは道が無いに等しいので何処を下っても良いが正面に雄岳を
外さない事が肝心。鞍部からは往路では気にしなかった小ピークの
登り返しにやや苦戦。
やがて相馬との分岐(14.17)、折角だから相馬入り口の石仏まで行ってみる。
分岐の道は稜線下を細々と西へ伸びるが、足下が崩れ易いガレと
落ち葉なので気を使う。分岐から約0.3Kで自然に熊笹の稜線に合流(14.29)。

やがて不動明王の石像、

此の先が300山にも紹介されている相馬東ルートだが、爺イには無理なので
ここで終り。本日の爺イ(14.34)。

再び、分岐に戻り二つの岩ピークを無事に越えて遊歩道へ(15.06)。
誰も居ない下り1Kの道をのんびり歩いて駐車場所(15.24)。
帰途に富士見峠下の「創造の森」に寄ったらツツジが満開。


その下の派手な宣伝をしている桃泉のポピーは未だ数輪、満開には程遠い。


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