クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

中之条・吾嬬山から薬師岳 H-20-5-16

2008-05-17 10:05:46 | 中之条・小野上・みなかみ・沼田・渋川
昨日の好天は「山干し」のため、自宅で俄か植木屋に早替わり。山干しなど
勿論、爺イの造語。雨が続いた後は岩角、木の根が滑るので足腰に粘りの無い
年寄りは危険な目に会う。従って雨の翌日は山の乾燥を待つのだ。で、山干し。
予定通り中之条の吾嬬から薬師を周る計画で出発。マイミクの「村長さん」の
後追い。
35号線の日陰道を西進、東橋を渡り槻ノ木を経て原町駅手前を右折、
踏み切と145号線を突っ切って直ぐ先の信号を右折して234号線に入る。
約3.5kで山田バス停先に変則四つ角、ここを左折すると右に菩福寺、
左に吾嬬神社、これが山中にある奥の院の里宮か?


先に進んで左に「大竹集会所」がある橋を渡って左折して道なり。
やがて山田簡易水道前を通過


こんな看板の分岐は矢印と反対の左の道へ、


ここから約1kで駐車場所、但し後半の0.3kは未舗装のガタガタ道(10.22)。
広場には蛇野(大竹)林道起点の看板があるが生憎の事にゲートは閉鎖。


道標に従って


走行して来た道を約200m先に進んで登山口(10.26)。


未だ幼木の杉植林地の中をジグザク登り、傾斜はややキツイ。
途中での展望は良好、この山は方向からすると岩櫃らしい。


植林地を抜けたところに案内テープ、此の先の丁字路は行先と逆に右折
しなくてはならないので三年前に爺イが付けた物。


杉や雑木の急登が終った頃に本日のお楽しみ、「池の平」探し。
道標ありとされているが、そんな物は見当らない。この古い太杭に
錆びたボルトが残っていたので右の広い林の中を奥に進んで探索。


あった、そこは山の中の不思議な沼地だった。涌き水でもあるんだろうか?
その奥に小さな沼、静かな水面に周囲の樹影を映して幻想的風景。


暫らく鑑賞して分岐に戻りさて今度はどっちかな?と広い林間を見渡すと
彼方にこんな派手なマーク、その方向に薄い道跡も見える(11.12)。


傾斜を増した登山道を休み休み登るとやっとの事で目印の奥の院(11.36)。



その上から更に急登は続いて大きな東西尾根への斜面登り、やがて
道標、帰途はここから「林道峠」に下るのだ。


もう一つ先の稜線に着くと再び道標、右折してジグザク道で頂上を目指す。


頂上はほぼ南北の台地状、入り口のテープ満艦飾の木に山の心得看板。


三角点は三等 點名「上妻」 1181.47m


頂上標識はこれだけ、展望はやや良だが方向は限られている(12.00-12.05)。


下山にかかり先ほどの峠への道標から東に急降、尾根道を忠実に辿るが
樹幹にマークがベタベタ。


やがて11号送電鉄搭到着(12.22)、かつて10号鉄塔からここに到達した事も
あるし、12号鉄塔にいって鉄梯子で林道に降りた事もある。


鉄搭脇から中之条・吾妻境界線尾根に入り直して東へ。
こんな大形の境界杭で分岐


左を選択すると東電のプラ段が現れ程なく林道峠着、日向に座りこんで
昼食・休憩(12.39-13.00))。


薬師に向けて出発、方向は南東。夏場は道を塞ぐススキの原は今の
時期何の問題も無し。最初の小コブの手前に右への脇道、だが帰途の
探索に取っておく。
細かいアップダウンを繰り返すが何故か下り気味、帰途の登り返しが
心配だが境界杭や樹幹マークがあるので安心。
やがて中盤頃に爺イの苦手の急登が現れる。ここから稜線が東に回る
ピークまで厳しいコース。だが、秘密の道がある。
遠回りだが右への脇道に逃げるのだ。


脇道は直ぐに細くなり斜面をほぼ水平に進む。左の稜線はアッと言う間に
高くなり途中からの復帰は不可能。中腹をクネクネと進むと予想もしなかった
崩落個所が2箇所、下地が柔らかいので慎重に突破、南に向き始めた。
やがて問題の東への曲りピークから南に流れる小尾根に到着。
目標より200mも南だがこの南北小尾根の東側の道を使って北に転進。
境界尾根に近付いた位置に左への踏み跡、辿って稜線復帰(13.30)。


真東へ進むが再び登りが始まる。赤杭多数。


振り返ると樹間から吾嬬。


やや南東寄りにいつて頂上台地西南端に到達。三角点まであと80m。
台地を進むと石灯籠と


名物の透かし彫り格子の石宮(14.00-14.10)。


三角点は二等で點名薬師岳 974.38m 樹葉が邪魔で展望は全く駄目。


頂上標識は二枚、白塗り墨書のお馴染みのもの


MHCさんのものには2007年の書きこみ。


本日の爺イ。


さて下山、今度はさっきの分岐までは脇道でなく境界尾根。
厳しい二つの登り返しを経てこのマークのピークで北に向きを転ずる。


急降を西北に行くがやはりここを登らなくて正解だったと思う。
分岐に着いてから此の先も登り返しがあるので次の小ピークから左への
小道に入る(14.35)。
一寸不安になるくらいに平坦細道を延々と山裾を回るが方向は境界線
からさして離れはしない。
漸く境界線に復帰したのがスタートで目星を付けた峠の100m手前に
ドンピシャリ。
往復に振り分けたがこれで境界尾根と脇道の双方を歩いた事になる。
峠で休憩、相変らずひっそりで人の気配無し(14.57)。
休憩の後、長い林道下りに入る。この林道は極端なくらい蛇行するので
中々前進した感じは無い。数年前まで林道を占拠していた崩落大岩は
路傍に寄せられていた。
途中で10号鉄塔への入り口道標を見て


何とか駐車場に帰着(15.32)。



http://blog.goo.ne.jp/gooyamachuu/e/d4740908e12340b139a9ab72179b4bb1
http://www.geocities.jp/fpwyn199/kazuma-1.html

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 池の平 (おっち村長)
2008-05-18 09:42:39
 私も 池の平を見てみたかったのですが・・・。
 あるHPに 標識があり! とあったので それを信じて 注意しながら歩いてみたものの 全く気がつきませんでした(笑)

  写真の 岩櫃~ ごめんなさい 私には 違う山のように思えました(笑) どちらかといと 右のお山の方が 岩櫃を裏から見た稜線に似ている気がします。
返信する
岩櫃? (爺イ)
2008-05-18 13:34:51
登りながら身体を捻ったままで撮ったので方向・角度に確信が持てません。若しかすると瀧峨山?
先日の三山連チャンの記事読みました。
皆さん馬力がある上に高いところが平気で。
天狗の懸け橋をスタスタ歩けるとは羨ましい限り。
返信する
瀧峨山でもなく・・・。 (おっち村長)
2008-05-19 19:39:43
  どうやら 写真の お山は 岩櫃山から 東北東の 737m峰と 759m峰 のような気がします。

 >>天狗の懸け橋をスタスタ歩けるとは羨ましい限り。

 いえいえ(笑)
 私は 高いところが苦手ですので 四つんばいになって渡るという へっぴり腰ぶり(笑)
 他の二人は もっともっと 高いお山を歩かれる鉄人のような方なのですw それでも 岩櫃山のような 低山を いたく気に入っていただけたようで 案内した私も 楽しい日をすごしましたw
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コメント訂正 (おっち村長)
2008-05-19 19:53:43
岩櫃山の東北東ではなく 薬師の東北東でしたw
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無名峰 (爺イ)
2008-05-19 20:17:19
あー確かにありますね。
左の山は左肩に鉄搭が写っているので多分稜線上の
759m峰かもしれません。
それはそうと、地形図を見ると薬師の南と東側には立派な林道が複雑に通っていて大分境界線に接近しているので
いつか狙ってみる事にします。
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山干しに一票 (楚巒山楽会代表幹事)
2008-05-21 15:21:41
山を干す。よいですね。これから使わせて頂きます。山を洗う、というのもあり、洗われたばかりの山、洗われているとき(雨降り)の山も好きです。ぬかるみや滑る山道は嫌ですが。
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RE:山干し (爺イ)
2008-05-21 18:21:41
いよいよ赤城に進出予定。
楚巒さんの赤城のシリーズものを読んでいます。
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