クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

居鞍岳・掃部ヶ岳周回 H-27- 6- 2

2015-06-03 17:22:14 | 榛名湖周辺
梅雨入り間近との予報が出たが今日までは未だ大丈夫と思われるので
この時期の恒例になりつつある居鞍岳から掃部ヶ岳を周回するハイクに
出かけた。

r-126で榛名に向かうが好天と言う割合には雲が多く周辺の山々は薄ボンヤリで
早くも掃部や硯岩からの展望は駄目だなーと諦め。

この県道の頂点は「七曲峠」だがどんな理由か分からないが、国土院地形図に
峠名は記載されていなく現地の案内板のみ。両隣の天神峠や松の沢峠は載って
いるのに。
若しかするとr-126は「一般県道」で天神のr-33や松の沢のr-28は二桁NO.の
「主要地方道」と言うことで差別されているのかな?





物静かで人影も殆ど無い湖畔の道を西岸に回り、榛名吾妻荘からr-28で
東吾妻方面へ。
約4.2k走行してこのルートの最高点が今日の駐車場所。自然観察教育林
北口林道に繋がる処の小スペース。



昨年はこのガードレールの切れ目がチェーンによって閉じられていたので
路傍駐車だった。



勿論、その奥の林道入り口は厳重に閉鎖されている。この地点で
標高1005mとは「300山」の記事から。



僅かに北に移動すると防災壁の切れ目が登山口。入り口を形成していた丸太は
随分前から土砂に圧迫されて合掌つくりの様に完全に潰れているので左の
隙間から入る(9.30)。



かってはここにちゃんと登山口の道標がありその後も土手に小さなものが
設置されていたが今は何も見当たらない。



入り口から直ぐに傾斜のある木枠段、資料では92段あるとされるが木枠間の
土が流されて丸太むき出し状態なので左の枠外の踏み跡を辿る。



木枠段の上は分岐点。右へ行けば送電鉄塔管理道経由で1.15、直進は
整備されていない尾根道で0,50との表示だが爺イはどちらから行っても
一時間半はかかる。



尾根道を選択して斜面に入り尾根に達するまではやや急登。



尾根に到達するときっちりしていて歩き易い。既にこの尾根は地形図上の
破線の上に居るのだから後は送電線からのルートとなっている尾根と
合流する一本登り。
駐車場所からの歩行距離は1k強で標高差は335m。



進路は雑木林の中で踏み跡も極めて明瞭。



二つ目のコブに差し掛かるがこの後も長い登りが続く。



やがて右から稜線が合わさってくる気配。これが管理道から尾根かも
知れない。



合流点に白杭。



このルートは特集でもやってみたいほど巨木が多くてまるでアニメの怖い森風。







この赤テープを過ぎると再び急登。



斜度はこんな程度で大した事は無いんだかこれからの長丁場を勘案して
スローペース。



こんな所を黙々として歩くが息継ぎの立ち止まりが頻発するので遅々として
進まない。





漸く頂上台地の北端の岩が見えた。



南に回ると背中合わせで石宮が二基。この峰の西は大戸地区、東は川戸地区
なんだそうで両地区の世話人が背中合わせに建立したらしいーー
とはaninecoさん記事の受け売り。



石宮から数分の南下で居鞍岳頂上。かって標識で賑やかだったのに今は
一枚のみ(11.02)。
裏面に赤ペンでK.Aのサイン。



直ぐ脇に三角点。三等で点名は「居鞍」で1340.28m。



本日の爺イ。この後、2Kの掃部ヶ岳への縦走が待っているので十分に脹脛を
休める。



台地の南端のこの大岩から南に向かって急降開始(11.16)。



下り道は深い笹原で100mの高度差を一気に下るが踏み跡が明確なので
歩き易い。



鞍部の平坦地に達しても笹の分け目ははっきり。



振り返って居鞍岳を見るが唯の新緑の塊。



南進をはじめると左側に掃部を示す古い道標、10年前に爺イが付けた物だが
未だ健在。ここから掃部までの標高差は210m。



これは右側に居鞍岳を指している矢印。かっては白地に「居鞍岳方面」と
サインペンで書かれていたのだが今は消えてしまって矢印のみ。



何時の間にか笹が無くなった雑木林。樹幹にペイントがあり道標かと思ったが
以後は同様のものは見つからなかった。



際限が無いなと思わせるこんな道を進み







幾つめかのこのコブを越えると



又道標。今度は掃部を指している。



更に登りは続く。



傾斜はこんな程度で大した事は無いんだがもう足が進まず超スロー。



前方に尾根合流が見えた。あそこが中間点。



尾根に合流すると又矢印道標が居鞍を指している。ここは掃部から来て直進の
綺麗な尾根道に惑わされて曲がり角を間違えないようにとの注意看板だろう。



尾根を左に辿って暫く進むと急下降。



下りきると平坦な綺麗な笹道だが間もなく幾つものコブを伴った掃部への
長い登りが始まる。



疲労困憊になった頃、前方に頂上が見えた。僅かの傾斜なのに進みが遅い。



この道標に迎えられて誰も居ない静かな山頂に到着(12.46)。



頂上標識を兼ねた各方面への道標。



かって真ん中に存在した宮標識が無くなっているが移設かな?



心配した通り周辺は靄に包まれたようで期待した展望は全く駄目。



榛名湖の見下ろしも同様に写真にならず。近くの日陰で昼食と休憩。
何組かが榛名湖方面から到着して漸く山頂にも賑わい。



下山開始で頂上から少し下がった処の展望台、何人もの登山者がシャッターを
切っているが爺イのオンボロデジカメではこんな程度(13.00)。





登山者とすれ違いながら滑りやすい道を慎重に下ると分岐。左の硯岩へ。



長い木枠段が始まるが



中盤から土が流失していて丸太のむき出し。バランスをとって丸太渡り。



やがて左の斜面にバンガロー風な派手な色彩の建屋が見えると間もなく分岐。



ここは硯岩との鞍部、今日の視界では硯岩に行っても意味が無いので直ぐに
鞍部の四つ角を左折して北に降り「榛名湖ふれあいの郷」に向かう。



薄暗い林間を約0.6kでふれあいの郷の専用道路に着くと掃部への案内板。



更に車道を右に進んで南口ゲート。これを潜って左に下りればr-126。



県道に到着。少し休んでここから3.2kの県道歩きをしないと駐車場所には
帰れない。途中は2.5kは程よい傾斜の下り道で標高で170m下り、残り
0.7kは標高差僅かに13mの平坦並みの登り(13.38-13.45))。




榛名山元土場を通過。
国有林の場合は市場がないため、この山土場で品定めが行われ、販売
(入札)もされる。山土場からは、いったん中間土場を経由する場合も
あるが、大方は直接、市場土場へ運ばれる。
市場土場とは、民有林の最終集積所ならびに現物販売所。



ふれあいの郷の正門通過。



教育林の道標を見ると間もなく下りは終了して登り開始。



そして今日も無事に帰着(14.22)。14.500歩 脚力劣化の先延ばしには適当なハイクだった。




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2 コメント

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居鞍岳 (あにねこ)
2015-06-03 20:41:11
こんばんは。
榛名山もすっかり緑が濃いですね。
居鞍岳~掃部ヶ岳の稜線の笹原が気持ちよさそうです。
帰りは自転車で戻って来るという手もありそうですね。

返信する
re.自転車 (爺イ)
2015-06-04 06:17:29
あにねこさん
実は貴方の諏訪山の記事で自転車デポの
事が家族で話題になり息子が折りたたみ自転車をプレゼントしてくれました。
一度使ってみたのですが帰り林道が下り一辺倒
ではなく結構アップダウンもあるので登りのとき
変速しても足が参ってしまい結局歩きに
戻ってしまっています。
返信する

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