![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/ca/9308e2d7d1611eca7191443f48518190.jpg)
さてさて、上の写真は昔から有名な、かの「クマノイ」のパッケージ。
又の名は「ユウタン」、このユウタン、本来は動物性生薬のことで
あるが其の材料がヒグマ・ツキノワグマの胆嚢にオウレン・ダイオウ・
ウコン等を練り合わせたものであり消化器系全般の万能薬として知ら
れる事から今日の話しの始まり。
本日の朝刊に「今年度は獲り過ぎた・春熊猟自粛へ」の見出し。
勿論、ツキノワグマの事である。
今年度の捕殺数4251頭、相次ぐ人的被害から「有害捕殺」の許可
の乱発?により推定生息数の4割近くが抹殺された事になる。勿論、
最近の15年間は全国規模の調査は実施されていないから正確な生息
状況は不明ではあるが。
大量の捕殺により一部地域では絶滅が心配されているほどで、このまま
では生態系に重大な影響も出るとして春熊猟の「自粛」要請を環境省が
出したのだ。
さて、捕殺された熊の体はどうなった?基本的には駆除した個体は
「埋葬する」ようにとの指導がされているとか。が、これほど実態と
かけ離れた非現実的な話しは無い。古来、捕殺熊の処理は猟を生業と
する猟師の自在であった。
獣肉は言うに及ばず、その毛皮と胆嚢は貴重品として高価な収入を
もたらした。
特に胆嚢は「熊の胆」の原料其のものであり、一体約25万円から
30万円、万能薬として熊の胆信仰が根強いのにクマがほぼ絶滅して
いる韓国に持ち出せば一体数百万円の噂も。しかも、秋にたっぷりと
栄養を蓄えて冬眠した熊のそれは極めて良質なので珍重されるらしい。
環境省の春熊捕殺の自粛要請はこの事にも深く絡んでいる。
熊の胆は胆嚢を陰干しで乾燥させ薄く延ばして板状に切断して錠剤に
したものでかっては家庭常備薬の花形だった。勿論、「日本薬局法」に
収載されており厚生行政の扱いでは正真正銘の医薬品、固い事を言えば、
薬剤師の資格の無いハンターによる熊の胆の製造・販売・譲渡はれっき
として違法行為なのだ。
だが、今年の行政依託による捕殺も事後処理は現場に任せ切りで、
収益は駆除費用の代用物として駆除隊に与えられているだろう。
哀れ4251頭の胆嚢は写真のようなパッケージに入れられている
のだろうか。
「放獣はカネにならない、捕殺はカネになる」が続けば熊の生息数は
激減する事間違い無い。「埋葬」等と非現実的なことを指示せずに、
捕殺個体からの収入はきっちり行政が管理し保護活動などの基金に
するべきで、「駆除隊」へは別にきちんと報酬を出したら良いとの
意見には大賛成。
マスコミも安倍政権の揚げ足獲りに狂奔してばかりいないで、
こんな社会問題も偶には取上げろよ!
と、言っているうちに榛名も初冠雪。旧群馬町より遠望。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/91/b85f57ee09d2b0c5cf01d8b44fc9af8e.jpg)
最近流行りの予報天気図転載の真似事。1/9はハイク日和になるらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/45/f3ba725c3b9d3cd16bf35ab700b71936.jpg)
又の名は「ユウタン」、このユウタン、本来は動物性生薬のことで
あるが其の材料がヒグマ・ツキノワグマの胆嚢にオウレン・ダイオウ・
ウコン等を練り合わせたものであり消化器系全般の万能薬として知ら
れる事から今日の話しの始まり。
本日の朝刊に「今年度は獲り過ぎた・春熊猟自粛へ」の見出し。
勿論、ツキノワグマの事である。
今年度の捕殺数4251頭、相次ぐ人的被害から「有害捕殺」の許可
の乱発?により推定生息数の4割近くが抹殺された事になる。勿論、
最近の15年間は全国規模の調査は実施されていないから正確な生息
状況は不明ではあるが。
大量の捕殺により一部地域では絶滅が心配されているほどで、このまま
では生態系に重大な影響も出るとして春熊猟の「自粛」要請を環境省が
出したのだ。
さて、捕殺された熊の体はどうなった?基本的には駆除した個体は
「埋葬する」ようにとの指導がされているとか。が、これほど実態と
かけ離れた非現実的な話しは無い。古来、捕殺熊の処理は猟を生業と
する猟師の自在であった。
獣肉は言うに及ばず、その毛皮と胆嚢は貴重品として高価な収入を
もたらした。
特に胆嚢は「熊の胆」の原料其のものであり、一体約25万円から
30万円、万能薬として熊の胆信仰が根強いのにクマがほぼ絶滅して
いる韓国に持ち出せば一体数百万円の噂も。しかも、秋にたっぷりと
栄養を蓄えて冬眠した熊のそれは極めて良質なので珍重されるらしい。
環境省の春熊捕殺の自粛要請はこの事にも深く絡んでいる。
熊の胆は胆嚢を陰干しで乾燥させ薄く延ばして板状に切断して錠剤に
したものでかっては家庭常備薬の花形だった。勿論、「日本薬局法」に
収載されており厚生行政の扱いでは正真正銘の医薬品、固い事を言えば、
薬剤師の資格の無いハンターによる熊の胆の製造・販売・譲渡はれっき
として違法行為なのだ。
だが、今年の行政依託による捕殺も事後処理は現場に任せ切りで、
収益は駆除費用の代用物として駆除隊に与えられているだろう。
哀れ4251頭の胆嚢は写真のようなパッケージに入れられている
のだろうか。
「放獣はカネにならない、捕殺はカネになる」が続けば熊の生息数は
激減する事間違い無い。「埋葬」等と非現実的なことを指示せずに、
捕殺個体からの収入はきっちり行政が管理し保護活動などの基金に
するべきで、「駆除隊」へは別にきちんと報酬を出したら良いとの
意見には大賛成。
マスコミも安倍政権の揚げ足獲りに狂奔してばかりいないで、
こんな社会問題も偶には取上げろよ!
と、言っているうちに榛名も初冠雪。旧群馬町より遠望。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/91/b85f57ee09d2b0c5cf01d8b44fc9af8e.jpg)
最近流行りの予報天気図転載の真似事。1/9はハイク日和になるらしい。
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