クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

高崎・下里見 クリスマスローズと天神山 H-29- 3-12

2017-03-13 18:46:18 | その他
高崎市下里見にある富久樹園が経営する「高崎クリスマスローズガーデン」に
足慣らしを兼ねて見物に出かけた。
大体、クリスマスと名が付いているのに見頃は2-3月なのはどうしてなんだろう?
ガーデンに地植えされている花は全部が同じ系列なんだろうか?ーーなどなど
毎年の時期に気がかりであったので調べてみた。

元々の原産地の欧州では12月末に咲くヘレボルス属の原種の一種ニゲルを指し
「クリスマスの頃に咲く白い花のバラ」の意味でクリスマスローズの愛称が
付けられているそうだが、明治期に薬種として輸入した日本では原種・交配種を
問わずヘレポルス属全てをクリスマスローズと呼んでいるんだそうだ。
因みにローズと云ってもバラ科ではないとのこと。
園内にはヒガンバナ科のスノードロップやシクラメン科のコウムが目立つので
余計に紛らわしいがニゲル・スノーホワイト・チべタヌスなどは正統派らしい。


拙宅からはR-406でさとに向かい、下秋間カントリーへの信号で左折して
r-132に乗り換える。鷲巣カントリーを右に見て安中との境界尾根に向かって
丘を登り峠の頂点手前で左折して農道を東進。
途中に小さな梅林があり紅梅も白梅も見事。
(サムネイル写真は左クりックで拡大、画面左上の左向きの矢印で元に戻る)



約1kmで現地着。



ここでも少々の梅がお出迎え。

(サムネイル写真は左クりックで拡大、画面左上の左向きの矢印で元に戻る)


駐車場の北方面には榛名山がくっきり。



入園料は付属のログハウスカフェでのコーヒー込みで500円也。休日とあって
園内には多くの観客が散策しているが直売所ハウスでも鉢植えを買い求める人が
群がっているのをみると愛好家が予想以上に多いと感じ。
歩道脇に見覚えのある花を付けた立ち木、一瞬サンシュュかと思ったが
どうもマンサクの様だ。



クリスマスローズの様子は下のデジブックで。
(途中で止めるには画面下に表示される縦二本棒をクリック)

デジブック 『 クリスマスローズ』

一通り周り終わってから足慣らしの天神山周回に掛かる。山と云っても標高差は
100m足らず、歩行距離が2km強だから一寸した散歩の程度。
駐車場から時計回りに遊歩道に入り、蛇行の急坂が始まるところに道標。
頂上まで1.2kmの表示。


蛇行が終わると直登道の案内で参道入り口とあるから道は殆ど
失われているがこっちが表口かも知れない。



但しここからは殆ど道無し、折角の補助ロープも支柱が倒れているので
使うのが面倒。



漸く上部の横走り遊歩道を横断。



再び道標であと100m。



何とか石灯篭二基のある頂上台地に到着。
ここは現在安中アルプスと云われる里見連山の東端で標高は323m。



直ぐに山名の元になったと推定される天神像があるが歴史を窺わせるような
古さは感じない。
脇にある説明板によるとここは1155年からの戦国以前の里見城時代も
1550年代の雉郷城時代も眺望の良さを買われて物見砦のあったところ。



社殿の代わり?の石宮一基。



真ん中にはしっかりした作りの東屋があるが風の吹き通るところなので
今の時期は日陰で寒々。



台地の西端に石柱、三角点ではなく東鉱標石で亜炭鉱の名残。



かって重鎮さんの標識から始まった私製の頂上標識も時代の変遷で
様変わりでつい数年前まで在ったすかいさんの物も今は見当たらず
安中関係者のものがぽつんと一つだけ。



東方面が大きく開けフルーツカップというパラグライダー大会も挙行
される場所として整備されており高崎市役所や前橋の県庁などが
春霞みの中に遠望できる。



折角なので尾根を230mほど東進して三角点に会いに行く。
丁度安中ルートとの分岐に東屋、余り使われていないらしくやや荒れ模様。



三角点は東屋後ろの小高い丘の上、かっての笹薮は刈り払いされていた。



三角点は御影石つくりなのでさして年代を経ていないのに既に刻字が良く
見えなくなっているが四等で点名はずばりの天神山。300m。



こんな尾根道をのんびり歩いて山頂に戻り




周回で帰着。




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