榛名山塊西南はずれの山・杏ヶ岳(スモンガタケ)
平成十五年、山歩き二年目は前年秋の榛名富士・水沢山の続きで、相馬山・雄岳・雌岳・天狗山・掃部岳・烏帽子と榛名湖周辺の有名で無難な山を経験したが、杏ヶ岳が残ってしまっていた。湖畔に登山口はないし春先、榛名湖一周をした時、湖畔の観光協会で杏ヶ岳唯一の登山口である杖の神峠への道を聞いた時、悪路で車は通れないと聞いていたからである。
八月の末、同じく登り残しの烏帽子の隣・硯岩に行った後、時間が十分にあったので駄目元で杏ヶ岳に向かった。榛名湖北岸から西に廻り、県道33号で神社方面に入る。直ぐに天神峠になるが湖畔の宿公園の方へ戻る右折道に入ると左側に林道・杖の神峠線の起点がある。林道は舗装されていてそれほどの悪路ではない様に思えたが、1㌔ほどで舗装は完全に破壊され、雨水でずたずたに切り裂かれ凹凸の激しい道になった。路肩に車を停めて歩いて少し先を調べたが荒れ方は変わらない。
進退を迷っていると対向車が何台も来た。路肩に片車輪を乗せて床が擦らないように上手く通過して行く。それを見て何とかなると乗り出した。こんな道の走行経験が乏しいし車は四駆でもないボロなので最低速度で進行する。
時々は普通の砂利道程度のところもあったが、大汗を掻いて峠に到着した。表示を見たら始点より2.85k標高 1.214mとあつた。この林道は直進すると倉渕に通ずるらしい。
杖の神峠は広い場所で幾つかの道標もあり峠らしい雰囲気がある。ここからは右の尾根に登れば掃部の西コース、左の尾根は杏ヶ岳方面で先行者がいるらしく数台の車が駐車していた。杏ヶ岳登山口にははっきりした道標がついていて丸太階段で登っていく。結構きつい熊笹原を抜けて行くと最初のピークに着く。
標識には「鷲の巣山 1.317m」とあるが一般の地図には載っていない山のくせに、本命の杏ヶ岳より標高が高いのには一寸戸惑う。ピークを過ぎると帰途が思いやられる激しい下りで、枝や岩に掴まらないと進めない。一旦鞍部に出るのでやれやれと思う間も無く再び登りに入る。これで頂上かと思って登りきると未だ其処は前山の北峰であった。こう言うのは一番疲れる。ここから又下りに入り、今度は比較的緩やかな傾斜を登り返すと漸く頂上につく。
折角着いたのにこの頂上の展望にはガックリである。一応の頂上標識があるので記念写真は撮れるが、展望は妙義方面が少しと榛名湖南岸の天目山らしき山並が見えるだけである。落葉する晩秋はいくらか良いかもしれない。
案の定、帰途は大苦戦。普通の山下りは鼻歌交じりで登り時間の何割減で来られるが、この山は前山と鷲の巣山があるので登りと同じことになり疲労困憊、往路より時間が掛かってしまった。余り何回も来る山ではない。今度は峠から掃部ヶ岳に行ってみる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/be/a63fc4168854e168c2cc69cf678e08d5.jpg)
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平成十五年、山歩き二年目は前年秋の榛名富士・水沢山の続きで、相馬山・雄岳・雌岳・天狗山・掃部岳・烏帽子と榛名湖周辺の有名で無難な山を経験したが、杏ヶ岳が残ってしまっていた。湖畔に登山口はないし春先、榛名湖一周をした時、湖畔の観光協会で杏ヶ岳唯一の登山口である杖の神峠への道を聞いた時、悪路で車は通れないと聞いていたからである。
八月の末、同じく登り残しの烏帽子の隣・硯岩に行った後、時間が十分にあったので駄目元で杏ヶ岳に向かった。榛名湖北岸から西に廻り、県道33号で神社方面に入る。直ぐに天神峠になるが湖畔の宿公園の方へ戻る右折道に入ると左側に林道・杖の神峠線の起点がある。林道は舗装されていてそれほどの悪路ではない様に思えたが、1㌔ほどで舗装は完全に破壊され、雨水でずたずたに切り裂かれ凹凸の激しい道になった。路肩に車を停めて歩いて少し先を調べたが荒れ方は変わらない。
進退を迷っていると対向車が何台も来た。路肩に片車輪を乗せて床が擦らないように上手く通過して行く。それを見て何とかなると乗り出した。こんな道の走行経験が乏しいし車は四駆でもないボロなので最低速度で進行する。
時々は普通の砂利道程度のところもあったが、大汗を掻いて峠に到着した。表示を見たら始点より2.85k標高 1.214mとあつた。この林道は直進すると倉渕に通ずるらしい。
杖の神峠は広い場所で幾つかの道標もあり峠らしい雰囲気がある。ここからは右の尾根に登れば掃部の西コース、左の尾根は杏ヶ岳方面で先行者がいるらしく数台の車が駐車していた。杏ヶ岳登山口にははっきりした道標がついていて丸太階段で登っていく。結構きつい熊笹原を抜けて行くと最初のピークに着く。
標識には「鷲の巣山 1.317m」とあるが一般の地図には載っていない山のくせに、本命の杏ヶ岳より標高が高いのには一寸戸惑う。ピークを過ぎると帰途が思いやられる激しい下りで、枝や岩に掴まらないと進めない。一旦鞍部に出るのでやれやれと思う間も無く再び登りに入る。これで頂上かと思って登りきると未だ其処は前山の北峰であった。こう言うのは一番疲れる。ここから又下りに入り、今度は比較的緩やかな傾斜を登り返すと漸く頂上につく。
折角着いたのにこの頂上の展望にはガックリである。一応の頂上標識があるので記念写真は撮れるが、展望は妙義方面が少しと榛名湖南岸の天目山らしき山並が見えるだけである。落葉する晩秋はいくらか良いかもしれない。
案の定、帰途は大苦戦。普通の山下りは鼻歌交じりで登り時間の何割減で来られるが、この山は前山と鷲の巣山があるので登りと同じことになり疲労困憊、往路より時間が掛かってしまった。余り何回も来る山ではない。今度は峠から掃部ヶ岳に行ってみる。
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