明日の日曜日は西からの低気圧で雨予報、とすれば今日の関東は温暖な日和の筈。
だが、朝から風は無いのにネットの予報は6mの風、正午近くには8mとしている。
関東北部も新潟などの裏日本も晴れるのに関東に北西からの強風など吹く訳も無いのに。
コンピューターの計算値をそのまま垂れ流す不精をしているからこんな事になる。
そこで先日来、宿題にしている亀穴峠周回を試みるため先週と同じく甘楽の
天引森林公園園地に赴く。今日も駐車車両は無く一人旅になる模様(9.53)。
笹薮のトンネルを潜って峠道に入ると左の廃屋は完全に潰れて屋根には分厚い落ち葉の堆積、
右の家も半壊で傾いている。行く手には早くも倒木が横たわり最初から難渋の予感。
その先は前面に倒木や枯れ枝が密集していて峠道など全く見えない。適当に隙間を
左右に選びながら通過し、右の山裾に寄って道に復帰。
一寸良くなってもこんな程度。足元の枯れ枝を踏むと跳ね返りがあるので低速進行。
小尾根に達して右に急旋回で漸く前が見える峠道。
目印の巨大銀杏前を通過。
又もや、倒木の折り重なりでウンザリ。
道端に何やら動物の毛が大量に散乱。羽毛でないことは確かだが冬毛へ変わるための
抜け毛なのか?襲われての散乱かは不明だが少し気味が悪い。
最初の沢渡り箇所。沢と言っても涸れ沢で浅いから渡るのには簡単だが対岸が崖なので
這い上がりにやや苦労。
右岸の荒れた細い道を進む。
再び、沢渡りで左岸に行き一旦、沢から離れるのかと思ったら右隣の次の細流の左岸に
入っていく。
ここでもどうにもならない倒木の山。こんなに酷くてはもう峠道の態をなしていない。
漸く地形図上の破線でも明確なヘアピンカーブに到達。沢位置から稜線に入るので急登。
東に向かう峠道はぐんぐんと高度を上げる。
標識は無いがこの二股分岐は右を選択。直進の道も綺麗だが直ぐに大沢にぶつかってしまう。
此処まで来ても未だ倒木が邪魔をするが、ここは右から大きく迂回する。
又、Y字分岐。今度も直進が綺麗だが惑わされずに右の登りを選択。
二つ目目印の乗り越しに到着。小さいながら形としては峠の態をなしているが
かっての横木が腐敗で落下してるので見栄えは悪くなってしまった(11.16)。
かっての姿はこんなものだった。
相変わらずの悪路。去年の豪雪による倒木ばかりと思っていたら切り口から見ると
伐採材の放置も多いようだ。
やがて三方分岐の場所。直進は窪歩き、右目は小尾根の登坂、そして右の荒れ沢の
右斜面に取り付くのが峠道。
ここから約30Mほど沢に入ったところに右斜面への登り口がある筈なんだが、倒木が
密集していて沢に侵入できない。仕方なく遠回りすることにして一番下方に通過できる
スペースがあったので斜面に取り付く(11.29)。
下から写すと大した事のない丘だが
実際の傾斜は極めて厳しく爺イの腕力では直登は無理。反時計回りに高度を上げながら
北尾根を目指す。
可なりの悪戦の末、漸くカリカリの剥げ地の北尾根に到着。そのまま尾根を辿れば
亀穴峠から鳥屋峠に至る地形図上の破線を捕捉できる。
尾根のコブを乗り切るとヤセ尾根が続く。
こんな所を進んで前方に別尾根が見えるので左にショートカット。
やがて峠間の破線を把捉、左下の本来の鳥屋峠道に向かう。
この赤テープの所で峠道に合流。あと、もう少し。
峠に到着して日野側から眺める。現在は表示物が無くなっているのでやや寂しい峠(12.12)。
鳥屋峠又は新屋峠とも。
かつて存在した標識。
日野側に入って西進して道しるべ前。ここが日当たりも良く風も遮るので休憩・昼食。
この道しるべは「右 新屋天引道 左 小幡富岡道」だがこの様に全部漢字の物は
さして古いものではない。
本日の爺イ。予定が遅れているので少々焦り気味(12.16-12.34)。
休憩後、亀穴峠に向かって西進するが右の山塊が意外に東西に長いので距離がある。
甘楽の峠の権威者であるamano氏の記事よると爺イの登ってきたのは「鳥屋峠道」、
亀穴峠道とは、日野を発してさっきの道しるべから西進して亀穴峠、そこから
白倉神社に向かう道らしいが現在は廃道で分からなくなっているそうだ。
但し、amano氏のサイトに載っている古い地図には明確に峠道が明記されているから
昔は重要な生活道路であり白倉神社への参詣の道であったことは確かである。
亀穴峠着。東西に延びる綺麗な町村境の稜線だ。
ここには見慣れた沼田のN.G氏の標識が未だ健在。
今度は稜線上を東に進んで両峠を分けている推定692m峰を目指す。この突起の頂点は
四つに別れており東南は鳥屋峠、東北は短い尾根、西北がこれから下るルートの尾根。
元気があればちゃんと頂上を踏むのだが今日は西北尾根へショートカット。
下りの西北尾根は幅広で楽々の傾斜。
西北に少し下りて右に浅い窪が現れたら直進尾根から離れて右の窪に進み新しい
尾根が発する林の中へ。
岩尾根を下り
下ってから振り返り。分岐は左へ。この後の三ヶ所の分岐は全て右選択。
平坦尾根
やがて地形図上の579mポイントに向かう。
最初の岩突起が出てくるが直登は無理、右も駄目、左から回り込んで通過。
二つ目の巨大突起、ここは左右は崖なので無理して直登で突破。
振り返り
前方に見事な赤松が林立する三つ目のピーク。
急降して鞍部に来ると何やら鉄索のようなものが散乱、何かの作業場跡?
赤松ピークの直下、通過方法を探るが右だけ。
右への回り道に入るが道幅は狭く、右下の崖の切り落ちが凄くて大苦戦。
冷や汗かいて漸く稜線に復帰、暫く平坦で一安心。
小ピークに久しぶりに見る境界杭。
岩の間を下ると
四つ目の突起が目の前。ここは右から比較的楽に抜けられる。
下って振り返り
直ぐに五つ目小突起
振り返ると上部が凄い岩塊だった。
いよいよ、最後の登り
下って先日の白テープ位置に到着。もう心配は無くなった(14.26)。
直ぐに帰路に着き斜面の細道を南に、僅かの所で斜め下への分岐に入ると目印杭。
北に反転して斜面を進む。窪の回りこみで少し岩場があるほかは問題なし。尾根到着直前に
斜め右下の踏み跡に入る。尾根道には先日見た巨大な蔦。
急下降して分岐広場。一寸西進して新ルートを探したが倒木の墓場のような所で駄目。
先日のルートを使う。
見覚えのある穴を潜り
石垣の倒木も掻き分け、
本日も無事に予定を完了(15.06)。
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だが、朝から風は無いのにネットの予報は6mの風、正午近くには8mとしている。
関東北部も新潟などの裏日本も晴れるのに関東に北西からの強風など吹く訳も無いのに。
コンピューターの計算値をそのまま垂れ流す不精をしているからこんな事になる。
そこで先日来、宿題にしている亀穴峠周回を試みるため先週と同じく甘楽の
天引森林公園園地に赴く。今日も駐車車両は無く一人旅になる模様(9.53)。
笹薮のトンネルを潜って峠道に入ると左の廃屋は完全に潰れて屋根には分厚い落ち葉の堆積、
右の家も半壊で傾いている。行く手には早くも倒木が横たわり最初から難渋の予感。
その先は前面に倒木や枯れ枝が密集していて峠道など全く見えない。適当に隙間を
左右に選びながら通過し、右の山裾に寄って道に復帰。
一寸良くなってもこんな程度。足元の枯れ枝を踏むと跳ね返りがあるので低速進行。
小尾根に達して右に急旋回で漸く前が見える峠道。
目印の巨大銀杏前を通過。
又もや、倒木の折り重なりでウンザリ。
道端に何やら動物の毛が大量に散乱。羽毛でないことは確かだが冬毛へ変わるための
抜け毛なのか?襲われての散乱かは不明だが少し気味が悪い。
最初の沢渡り箇所。沢と言っても涸れ沢で浅いから渡るのには簡単だが対岸が崖なので
這い上がりにやや苦労。
右岸の荒れた細い道を進む。
再び、沢渡りで左岸に行き一旦、沢から離れるのかと思ったら右隣の次の細流の左岸に
入っていく。
ここでもどうにもならない倒木の山。こんなに酷くてはもう峠道の態をなしていない。
漸く地形図上の破線でも明確なヘアピンカーブに到達。沢位置から稜線に入るので急登。
東に向かう峠道はぐんぐんと高度を上げる。
標識は無いがこの二股分岐は右を選択。直進の道も綺麗だが直ぐに大沢にぶつかってしまう。
此処まで来ても未だ倒木が邪魔をするが、ここは右から大きく迂回する。
又、Y字分岐。今度も直進が綺麗だが惑わされずに右の登りを選択。
二つ目目印の乗り越しに到着。小さいながら形としては峠の態をなしているが
かっての横木が腐敗で落下してるので見栄えは悪くなってしまった(11.16)。
かっての姿はこんなものだった。
相変わらずの悪路。去年の豪雪による倒木ばかりと思っていたら切り口から見ると
伐採材の放置も多いようだ。
やがて三方分岐の場所。直進は窪歩き、右目は小尾根の登坂、そして右の荒れ沢の
右斜面に取り付くのが峠道。
ここから約30Mほど沢に入ったところに右斜面への登り口がある筈なんだが、倒木が
密集していて沢に侵入できない。仕方なく遠回りすることにして一番下方に通過できる
スペースがあったので斜面に取り付く(11.29)。
下から写すと大した事のない丘だが
実際の傾斜は極めて厳しく爺イの腕力では直登は無理。反時計回りに高度を上げながら
北尾根を目指す。
可なりの悪戦の末、漸くカリカリの剥げ地の北尾根に到着。そのまま尾根を辿れば
亀穴峠から鳥屋峠に至る地形図上の破線を捕捉できる。
尾根のコブを乗り切るとヤセ尾根が続く。
こんな所を進んで前方に別尾根が見えるので左にショートカット。
やがて峠間の破線を把捉、左下の本来の鳥屋峠道に向かう。
この赤テープの所で峠道に合流。あと、もう少し。
峠に到着して日野側から眺める。現在は表示物が無くなっているのでやや寂しい峠(12.12)。
鳥屋峠又は新屋峠とも。
かつて存在した標識。
日野側に入って西進して道しるべ前。ここが日当たりも良く風も遮るので休憩・昼食。
この道しるべは「右 新屋天引道 左 小幡富岡道」だがこの様に全部漢字の物は
さして古いものではない。
本日の爺イ。予定が遅れているので少々焦り気味(12.16-12.34)。
休憩後、亀穴峠に向かって西進するが右の山塊が意外に東西に長いので距離がある。
甘楽の峠の権威者であるamano氏の記事よると爺イの登ってきたのは「鳥屋峠道」、
亀穴峠道とは、日野を発してさっきの道しるべから西進して亀穴峠、そこから
白倉神社に向かう道らしいが現在は廃道で分からなくなっているそうだ。
但し、amano氏のサイトに載っている古い地図には明確に峠道が明記されているから
昔は重要な生活道路であり白倉神社への参詣の道であったことは確かである。
亀穴峠着。東西に延びる綺麗な町村境の稜線だ。
ここには見慣れた沼田のN.G氏の標識が未だ健在。
今度は稜線上を東に進んで両峠を分けている推定692m峰を目指す。この突起の頂点は
四つに別れており東南は鳥屋峠、東北は短い尾根、西北がこれから下るルートの尾根。
元気があればちゃんと頂上を踏むのだが今日は西北尾根へショートカット。
下りの西北尾根は幅広で楽々の傾斜。
西北に少し下りて右に浅い窪が現れたら直進尾根から離れて右の窪に進み新しい
尾根が発する林の中へ。
岩尾根を下り
下ってから振り返り。分岐は左へ。この後の三ヶ所の分岐は全て右選択。
平坦尾根
やがて地形図上の579mポイントに向かう。
最初の岩突起が出てくるが直登は無理、右も駄目、左から回り込んで通過。
二つ目の巨大突起、ここは左右は崖なので無理して直登で突破。
振り返り
前方に見事な赤松が林立する三つ目のピーク。
急降して鞍部に来ると何やら鉄索のようなものが散乱、何かの作業場跡?
赤松ピークの直下、通過方法を探るが右だけ。
右への回り道に入るが道幅は狭く、右下の崖の切り落ちが凄くて大苦戦。
冷や汗かいて漸く稜線に復帰、暫く平坦で一安心。
小ピークに久しぶりに見る境界杭。
岩の間を下ると
四つ目の突起が目の前。ここは右から比較的楽に抜けられる。
下って振り返り
直ぐに五つ目小突起
振り返ると上部が凄い岩塊だった。
いよいよ、最後の登り
下って先日の白テープ位置に到着。もう心配は無くなった(14.26)。
直ぐに帰路に着き斜面の細道を南に、僅かの所で斜め下への分岐に入ると目印杭。
北に反転して斜面を進む。窪の回りこみで少し岩場があるほかは問題なし。尾根到着直前に
斜め右下の踏み跡に入る。尾根道には先日見た巨大な蔦。
急下降して分岐広場。一寸西進して新ルートを探したが倒木の墓場のような所で駄目。
先日のルートを使う。
見覚えのある穴を潜り
石垣の倒木も掻き分け、
本日も無事に予定を完了(15.06)。
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とは言え、何時も何時も、かなりの冒険登山ですね。
何時でしたか榛名の山に登った時、山頂にあったくたびれ爺さんのプレートを見つけました。
友人と二人で登ったのですが「この人を知らなかったらモグリよ」と言っていたのを思い出しますが
その友人は既にに他界してしまいました。
今回の山も余程、感を働かせないと迷ってしまういそうな道ですね。
大体、群馬に亀穴峠なるものが有るのかさえ知りません。
いつか、コッソリ後を付けて行きたい気分です。
2月のメジロ写真も良かったですが先日の
ヒレンジャクも素晴らしい出来栄えでした。
小生、高齢の上に肺に疾患が有りますので登りが極端に遅足なのでグループ行動が出来ずに
単独で低山を這い回っています。
地形図を見て歩けそうな尾根が在れば
それを手繰って周回してくるのが恒例です。
フッと感じたのですが亡くなったご友人とは
「つれづれ」さん?
違っていたらご勘弁を。
私は山岳会には属しておりませんが
ヒョイな事で知り合い何度かコンサートや登山をご一緒させて頂きました。
惜しい方を亡くしてしまいました。