クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

甘楽三角点・天引ルート確認 H-27- 2-21

2015-02-22 14:10:08 | 高崎・甘楽・藤岡方面
近いうちに既に冬場の定番になっている甘楽の峠めぐりをしようと思っている。甘楽の峠に
ついては甘楽のamanoさんの記録を読んで10年ほど前から時々歩いている。今年の手始めは
甘楽・天引森林公園の園地をスタートして「鳥屋(新屋とも)峠道」で日野側に、西進して
亀穴峠。そこから両峠の中間の図根点のある685m峰から変化に富んだ尾根道を北進して
三角点天引485mにタッチして園地に帰ると言うルート。
その為には三角点から園地までの道無しのルートをもっと確実に覚えなくてはならないので
今日はそのルートの確認。今までも二回ほど歩いているが何れも目くら滅法に通過しただけだから。
国土地理院の基準点成果等閲覧サービスの「点の記」に周辺の概念図が載っているのでそれを
探すのだ。

吉井の市街地からR-254を西進し「金井信号」を左折してr-204(金井・小幡線)を約3kで
左に現れる鳥屋林道に入る。2.6k先で終点の森林公園園地。
この季節、訪れる人も無く駐車車両も無いが東屋は整備が良好(9.58)。



園内の公衆トイレも綺麗だし、奥に見える廃屋と噂される古い民家もとても廃屋には
見えないほど家屋の傷みも無さそうで周囲は整頓されている。



鳥屋峠道の入り口、標識も無く笹竹に覆われているので判り難い。



支度をして民家北側の幅広の道跡から出発。こんな幅の道はかっての生活道路かも知れない。



道跡は最初の内はこんな程度だったが直ぐに倒木などが道を塞いでいて大荒れの模様、
その先はもっと酷くて道跡も埋め尽くされている。



一寸左(南)の林の中を見ると歩けそうなスペースが開いていたのでそちらに方向転換して
廃屋の裏手方面に向かう。



幾つもある段差には獣道なのか?或いは古い林業用の道なのかは不明だが摺れ跡。



そろそろ、西への方向転換だが足場は良くない。



前方に尾根の様な高みが見えた。



幅広の尾根に到着、狙っていたのは未だ150m以上の先なのでこの西への尾根を登る事にする(10.41)。



登り始めは綺麗だったので安心していたがとんだ見込み違い。



突然に荒れた竹やぶに突入。倒れ掛かった竹の小枝が張り出していて進行には大いに邪魔。



一旦、藪を抜けて大木の左を抜けると再び藪が待っていたので周囲の逃げ道を探す。



左(南)を見たら岩尾根が見えた。笹藪よりそっちを選択して南進(11.18)。



この大岩は右を抜けて直ぐに上に乗る。



だが、前方は又もや藪でガックリ。



傾斜も半端ではなく掴まる木が少ないのでやや苦戦。



歩き難いところが続くが道無しの里山ではよくあること。



前方に目指す南北の大尾根が見えてきた。



やがて目の前に漢数字「〇二」と書かれた杭。踏み跡も左右に走っている。これが
探していた国土院点の記の概念図にあったルートに違いない。帰路の為にしっかりと
記録する(11.40)。



ここから踏み跡は大稜線下を西北に向かう。



いよいよ大稜線が間近。



漸く稜線に到着(11.56)。帰路の為に出口に白テープでマーク。ここは南に延びる
大きな台地の北の登り口。



一寸、台地の端に乗ってみたら古い杭が短い間隔で二本。特に目新しい標識は無いので
途中で引き返す。





台地の端からこれから進む北への尾根。



下に降りて振り返り、結構な岩尾根だ。



北に進むと古い杭。この稜線は町村境でもないので何の境界?昔の大字境か。



下り稜線の筈だか前方にピーク、ここからの急降は厳しいのでしゃがみこみで進む。



次のピークの頂上は二股分岐で右を選択して北へ。



下り尾根の様子、あと100m弱で三角点。



突然、周囲が切り払われた日向の尾根に目標の三角点。



四等で点名は「天引」、485m。休憩と軽食(12.08)。



本日の爺イ。





南以外は開けてはいるが枯れ木が多くてこんな写真だけ。復路スタートは12.35。









出だしで古い境界杭。



第一のピーク



第二のピーク



第三のピーク



第四のピークは往路で登りかけた岩尾根。



その途中に往路で付けた白マークの下山口(12.57)。



踏み跡は僅かに下りながら一旦は南東に向かうが、改めて見ると周辺には紛らわしい
踏み跡が何本もあるので要注意。



往路でマークした「〇二」杭に到着。



ここから北に反転して稜線下を歩く。



竹に赤テープ、今日見た唯一のものなので登山用マークかどうかは不明。少し下りながら
大きな窪の末端を回りながら東西尾根に向かっている。



尾根に到着すると方角は東北に変わり綺麗な下り尾根。



途中に大蛇のような巨大な蔦、こんなのが樹木を絞め殺すのだろう。



この「二九三」杭から尾根は急降になり慎重に歩く。



降りきった所が小広場、右(東南)に行けば大荒れの窪を経て園地だがもう荒地は嫌なので
尾根を直進。実際には尾根は反対の東北向きに変わっていくのだが不注意で気付かずに
下ってしまった。
進行不能の藪にぶつかり已むを得ず少し登り返し。



少々位置を変えても駄目で東に方向転換すると何やら道跡の様な物にぶつかる。



廃道のような道を進むと石垣が現れ、何やらかっての生活の匂い。



それでも最後まで倒木に悩まされる。



難所を抜けるとやっと道らしくなる。



やがて広場風な場所、山裾に似合わない平坦さ。住居跡だろうか?



そして東屋裏から駐車場所に到着して本日も無事帰着(14.06)。亀穴からの縦走も
途中の小広場から窪を嫌わずに行けば良いので何とか目星は付いた。





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