連日、午後からの雷雨予報が出るので遠出はする気には
ならない。そこで一寸吉井町の小串カタクリの里でその後の
ウバ百合の観察。
現地は南部大橋を渡り南進して吉井支所付近から国道254を
左折、馬庭駅前を通過して小串信号の先で右の台地斜面前に
駐車場。
ここは大事にされているカタクリやキツネのカミソリの育成地で
遊歩道が設置されきっちり管理されているので脇役のウバ百合も
雑草と一緒に淘汰されることもなく生育は順調。
これで九月の半ばを過ぎれば種子は更に大型になりカラスウリ
程度になって成熟を迎える筈。
今年の観察の経過
2019 ウバ百合 観察
ここは丘陵の斜面なので周囲はセミの鳴き声で充満している。
今はミンミンセミが主役でクマゼミの共演か。
カタクリの里 セミの声
実際には爺イの様な朴念仁にはミンミンセミ・ツクツクボウシ
ヒグラシなどの聞き分けが出来るだけで強い低音ジージーは
クマゼミ、弱い高音ジーーはアブラセミと云われても区別は
出来ない。だが主にニイニイゼミは一日中、クマゼミと
ミンミンゼミは午前中、アブラゼミとツクツクボウシは
午後、ヒグラシは朝夕に鳴くなどが参考になるのかな。
以下は爺イの独り言
セミの事を色々調べたら子供の頃からの爺イの常識に誤りが
幾つもあることに気付いた。
その第一は「セミは卵を枯れ木に生む」だ。爺イの常識では
セミの成虫は人間、カラス、猫、鳥、肉食の蜂・蟻とさまざまな
天敵の攻撃を掻い潜って短い時間帯の制約の中で種の保全のために
懸命に雌を呼んで鳴くし、樹液を吸って糧にするため木に
へばりついているから当然その木に卵を産み付けるーーだった。
しかし、実際の生みつけは「枯れ木」だったが理由を聞いて納得。
交尾を終えたメスは 鋭い産卵管を枯れ木に刺して、小さな穴を作り、
その中に丁寧に卵を産む。 産み付けられた卵は、そのまま冬を越し、
一部の種を除いて翌年の梅雨の時期に孵化する。
孵化した幼虫は、ぽとりと穴から地面へ落ちて、太く鎌状に
発達した前脚で木の根に沿って穴を掘り土の中へ潜り込み、
数年にも渡る長い地下の幼虫生活が始まる。
産卵場所に生木を選ばないのは、生きた木は、メスが産卵管で
作った穴を傷と感知して修復でふさいでしまうからで
幼虫は、自分で木に穴を開けることはできないから産卵管で
作られた穴が翌年まで開いているように枯れ木を選ぶーー
なのだそうだ。
それに梅雨時期の孵化は土の中への潜り込みには土が湿って
柔らかくなっている事が必要だから。又、幼虫の長年の
土中生活も危険と隣合わせ、モグラ、ケラ、ゴミムシ、菌類
との闘いに勝ち抜かなければ成虫となって子孫を残すことは出来ない。
間違い二番目は「成虫の生存期間は約一週間」というもの。
実は一週間とは俗説で本当は一か月ぐらいが正解らしい。
「らしい」と云うのは成虫は飼育が難しいので、その生態に
ついて十分に調べられているとは言えなく検証が不十分な
事項があるからだか一週間と云うのは間違いだと迄は云えるらしい。
2019年現在、アブラゼミが最長32日間、ツクツクボウシが
最長26日間、クマゼミが最長15日間生存した記録がある。
この様に条件が整えばの一か月程度だが天敵が多すぎるので
人間と同じに平均寿命の記録が取れれば理屈では矢張り1-2週間かな?
(其の他の確認事項)
多くの種は翌年梅雨期の孵化だがニイニイゼミなど早めに出現
するセミの卵はその年の秋に孵化する。孵化した幼虫は枯れ木の
表面まで出た後に最初の脱皮をおこなった後、土の中に潜り込み、
地下生活の間は長い口吻を木の根にさしこみ、道管より樹液を
吸って成長し、数回の脱皮を行うらしい。
土中生活は漠然と八年と思っていたがまちまちで期間は3-17年
(アブラゼミは6年)に達し、昆虫類でも上位に入る寿命の長さをもつ。
ーーーと云う事でセミのお勉強はオシマイ。
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ならない。そこで一寸吉井町の小串カタクリの里でその後の
ウバ百合の観察。
現地は南部大橋を渡り南進して吉井支所付近から国道254を
左折、馬庭駅前を通過して小串信号の先で右の台地斜面前に
駐車場。
ここは大事にされているカタクリやキツネのカミソリの育成地で
遊歩道が設置されきっちり管理されているので脇役のウバ百合も
雑草と一緒に淘汰されることもなく生育は順調。
これで九月の半ばを過ぎれば種子は更に大型になりカラスウリ
程度になって成熟を迎える筈。
今年の観察の経過
2019 ウバ百合 観察
ここは丘陵の斜面なので周囲はセミの鳴き声で充満している。
今はミンミンセミが主役でクマゼミの共演か。
カタクリの里 セミの声
実際には爺イの様な朴念仁にはミンミンセミ・ツクツクボウシ
ヒグラシなどの聞き分けが出来るだけで強い低音ジージーは
クマゼミ、弱い高音ジーーはアブラセミと云われても区別は
出来ない。だが主にニイニイゼミは一日中、クマゼミと
ミンミンゼミは午前中、アブラゼミとツクツクボウシは
午後、ヒグラシは朝夕に鳴くなどが参考になるのかな。
以下は爺イの独り言
セミの事を色々調べたら子供の頃からの爺イの常識に誤りが
幾つもあることに気付いた。
その第一は「セミは卵を枯れ木に生む」だ。爺イの常識では
セミの成虫は人間、カラス、猫、鳥、肉食の蜂・蟻とさまざまな
天敵の攻撃を掻い潜って短い時間帯の制約の中で種の保全のために
懸命に雌を呼んで鳴くし、樹液を吸って糧にするため木に
へばりついているから当然その木に卵を産み付けるーーだった。
しかし、実際の生みつけは「枯れ木」だったが理由を聞いて納得。
交尾を終えたメスは 鋭い産卵管を枯れ木に刺して、小さな穴を作り、
その中に丁寧に卵を産む。 産み付けられた卵は、そのまま冬を越し、
一部の種を除いて翌年の梅雨の時期に孵化する。
孵化した幼虫は、ぽとりと穴から地面へ落ちて、太く鎌状に
発達した前脚で木の根に沿って穴を掘り土の中へ潜り込み、
数年にも渡る長い地下の幼虫生活が始まる。
産卵場所に生木を選ばないのは、生きた木は、メスが産卵管で
作った穴を傷と感知して修復でふさいでしまうからで
幼虫は、自分で木に穴を開けることはできないから産卵管で
作られた穴が翌年まで開いているように枯れ木を選ぶーー
なのだそうだ。
それに梅雨時期の孵化は土の中への潜り込みには土が湿って
柔らかくなっている事が必要だから。又、幼虫の長年の
土中生活も危険と隣合わせ、モグラ、ケラ、ゴミムシ、菌類
との闘いに勝ち抜かなければ成虫となって子孫を残すことは出来ない。
間違い二番目は「成虫の生存期間は約一週間」というもの。
実は一週間とは俗説で本当は一か月ぐらいが正解らしい。
「らしい」と云うのは成虫は飼育が難しいので、その生態に
ついて十分に調べられているとは言えなく検証が不十分な
事項があるからだか一週間と云うのは間違いだと迄は云えるらしい。
2019年現在、アブラゼミが最長32日間、ツクツクボウシが
最長26日間、クマゼミが最長15日間生存した記録がある。
この様に条件が整えばの一か月程度だが天敵が多すぎるので
人間と同じに平均寿命の記録が取れれば理屈では矢張り1-2週間かな?
(其の他の確認事項)
多くの種は翌年梅雨期の孵化だがニイニイゼミなど早めに出現
するセミの卵はその年の秋に孵化する。孵化した幼虫は枯れ木の
表面まで出た後に最初の脱皮をおこなった後、土の中に潜り込み、
地下生活の間は長い口吻を木の根にさしこみ、道管より樹液を
吸って成長し、数回の脱皮を行うらしい。
土中生活は漠然と八年と思っていたがまちまちで期間は3-17年
(アブラゼミは6年)に達し、昆虫類でも上位に入る寿命の長さをもつ。
ーーーと云う事でセミのお勉強はオシマイ。
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