クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

絶品の奥栗山渓谷 H-16-11-24

2004-11-24 17:00:43 | 妙義・下仁田・富岡・南牧
隠れた逸品・奥栗山渓谷

此れほど見事な渓谷遊歩道が余り知られていないのは全く不思議である。勿論、著名な渓谷は各地に数多くあるが、渓流の直ぐ脇を延々と遡れる場所は余り無い。吾妻渓谷は流れよりも周囲の紅葉が売りであるし、蛇食渓谷も不通渓谷も固定点で見るだけである。この渓谷は水量が多い割には幅が狭いので、それが幸いしているのかもしれない。ここは、栗山川の上流として東の稲含山の山系に食い込んでいる位置にあり秩父古生層の岩盤から出来ている。流れが一枚岩盤の上を穿って滑っていくという自然の造形には暫し言葉も失って見惚れる。
上信電鉄沿線では多くの山歩きが楽しめる。山名からは「石碑の路」、吉井から「牛伏山」、上州新屋から「雨引森林公園」「亀穴峠」「甘楽・天狗山」」、上州福島は「稲含山」、千平が「大桁山」、一宮から「藤田森林公園・藤田峠」、下仁田から「栗山渓谷」「浅間山」「大崩山」「大山」「四つ又山」「金剛萱」など。
高崎から安中経由か吉井経由で国道254線に出て西進する。「一の宮」「千平」を過ぎると目印の「清流荘」への近道看板がチラチラ出てくるが一切無視して進み、下仁田高校を左に見てから1㌔程のセブンイレブンのある角を左折する。「東部大橋」を渡ると直ぐにT字路にぶつかるから右折し、僅かの距離で254線が大きく右に廻りこむところを左折して国道から離れる。間も無く「清流荘」前を通過すると「高倉・稲含山」との分岐に「奥栗山 4.2K」の看板があるから右折。林道は狭く路面は最悪となるが第二の分岐に「奥栗山 2.3K」とあるから登りの右折道を渓流沿いに行くと、林間の静かな駐車場所にでる。
渓流の左側に登山道入り口のはっきりした道標が付けられているが、落ち葉の堆積が渓流の飛沫で濡れ、岩も滑り易いので注意して進む。最初は渓流の左側を登っていくが間も無く丸木橋で右に移る。
標識は適切につけられているので、「箱淵渓」「三段の瀧」「昇竜の瀧」などの代表的な見所は、見落とし無く楽しむ事が出来る。途中の岩場や防波堤越えで進路を見失ったり二本の梯子に緊張したりしながら1㌔余を渓流登りが続く。秋には紅葉がさぞ凄いと思うし、真夏には涼味を満喫できるだろう。「昇竜の瀧」を過ぎると再び丸木橋で渓谷の左に移り、次第に東進して渓谷から離れ、見晴台に向かう。
つづら折りの急登を登ったり崩落跡を鎖で渡ったりしながら1.220Mの最高点・見晴台につくが渓谷の見事さに比べると西上州方面以外は展望が悪くお粗末である。
下山は東回りの周回となり、稲含山の裾野辺りを通過するなだらかな路を行く。杉林を過ぎると林道に合流するが暫く行ったところで二回の短絡道があるので間違い無く見つけなくてはならない。林道を辿ると駐車場を遥かに通り越したところに出てしまう。近道を下るといきなり駐車場の下に出て、下山口の看板がつけられている。帰りには下仁田の物産店に寄ったり「不通渓谷」を橋の上から眺めてきた。




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