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上の写真は昨年の6月末、四万の山の中で
爺イのシューズに這いあがって来た「山ヒル」。
ヒルと爺イの架空対話はこの時の事。
「アッ!取り付いたな この野郎め 邪魔だ
どけ どけ 寄るな」「オッとっと 乱暴は止せ
暴力反対 そんなに引っ張るな」
「じゃあ これならどうだ シュッ シュッ」
「ライターの火など卑怯だゾ 判った降りるよ
酷い奴だ 殺ヒル未遂で訴えるぞ」
「それはそうと お前何処から来た?何処の
出身だ?」
「オレ達のご先祖様はな ここよりずっと山奥で
猿やカモシカに養われて居たんだがな 人間共が
やたらに杉や檜を植えたんで、山に彼らの餌が
少なくなったのさ。
彼らは仕方なく奥山を捨てて里山に来たんだ。
当然、寄生のオレ達も里山に来たのさ。
もうずっと昔の事だよ。勿論、オレ様はパリパリの
四万生まれよ。
この辺の山はオレ達一族の持ち山だぞ この時期、
人間が来れば無数に居るオレ達ヒル族が黙ってねーよ」
「聞く所によれば お前ら 黙って人間の血を吸う
吸血鬼だってな。先だっても牛伏山岳会の会長さんの
血を抜き取ったのもお前の仲間か?怒ってたぞ」
「そうよ アレは俺の従兄弟がやったんだ 尤も
従兄弟と言っても無数に居るがな 卵を生むためには
血が無いと駄目だからさ」
「卵を生むって?男言葉を使うのにお前は雌かよ
イカレた姉ちゃんだな」
「馬鹿だね! お前さんは。オレ達は雌雄同体と
いう超高等動物だぜ」「馬鹿はどっちだよ 雌雄同体
ならミミズの仲間の下等動物だろうに」
「冗談じゃないよ オレ達はな 一匹で雄雌両方の
役目を果たせるんだぜ人間みたいに男だ女だと
言ってのトラブルは超越しているんだ」
「判ったよ 確かに人間のトラブルは男と女が
いる事が原因なのが多いなアレッ 見た所
お前の目は何処にあるんだ?」
「良く聞いて呉れました さっきも言ったろ
オレ達は超高等動物なんだよ目なんか
要らないのさ」
「目が無いと何で超高等動物なんだよ
冗談は顔だけにしとけよ あっ顔も無いのか?」
「其処まで言うなら教えてやろう 実はな
オレ達は高性能のセンサーを持ってるのさ
そのセンサーでな 近付く動物の熱気や
匂い、歩行で生ずる微かな地面の震動、動物の
発散する二酸化炭素を察知出来るんだ 吸血の
為にはそれで必要にして十分 何か文句あるか?
もう一つ肝心な事を教えてやるよ オレ達の
数が多いのは天敵がいないからさ。
つまり、この世でオレ達に逆らう奴は
いないって事。お前の天敵は何だ?
ドラゴンズ?タイガース?それともカミさん?
実はな 仲間には内緒だけどオレ 隠れ巨人
ファンだぜ お前の同志だよ」
「別に文句は無いが余計なお世話だ それは
そうと お前らの弱みは何だ」「一番の弱みはな
身体を真っ二つにちょん切られる事さ
やられたら即死だ 人間の中にはな ハサミ
持参で山に来る奴が居るんだ 全く考えられねーよ」
「ほかには?」
「そうさな 塩やアルコールを直接振り
掛けられても即死かな。良くオレ達にビールを
かけるトンでもない奴が居るんだ ビールは
人間や高級な牛が飲むもので山ヒルにかける
もんじゃないぞ
アッそれと10%や20%の食塩水は嫌い
だから寄りつかねーが致死量じゃねーよ」
「そうか 大体判ったよ ありがとさん
じゃーな 元気で暮らせあばよ」
「オイッ 待て!待て! これだけ教えられて
礼も無しかよ お前の足の回りを見てみろ
熱気と二酸化炭素で無数の仲間が立ちあがって
いるだろ オレの一声で一斉に襲い掛るぜ
一寸だけ吸わせれば許してやる」
「仕方ないな だけどオレは年寄りで碌な物
食ってないから貧血気味だし昔の汚れた血も
残ってるぜ」
「無いよりましだ それ行くぞ!」
「そんな尺取虫みたいな歩き方の癖に素早いな
ホントに一寸だけだよ痛くないだろうな」
「身体の両端に吸盤があるから早いのさ
それに大丈夫だよ 吸う前にヒルジンというのを
注射してやっからよ。
このヒルジンはな 痛くないようにする麻酔薬と
満腹まで血が吸えるように血の凝固を防ぐ優れ
ものさ。人間界にはこんなものあるまい。
うーん 久し振りだ 不味くはねーよ これで
2ヶ月後にはどーんと卵を
生むぜ」「もう良いだろう 離れろよ」
「マダマダ そんなに引っ張っても駄目だよ
オレ達の牙には返しが付いてるんだよ 無理に
剥がせば牙が残って大変だよ 満腹になれば
自然にコロリと落ちるから我慢、我慢」
「うるせー ライター攻撃でどうだ」
「この野郎 恩知らず アチィーッ 参った
参った もう止めた」
「これでホントにあばよだ 山奥に帰れ!」
「ヒッヒッヒッ 身体中に仲間が入りこんで
いるのにも気付いてねーな
お目出度いよ 人間共は 後で戦果を
聞くとしようか」
と会話したとか、しないとか。
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ヒルと爺イの架空対話はこの時の事。
「アッ!取り付いたな この野郎め 邪魔だ
どけ どけ 寄るな」「オッとっと 乱暴は止せ
暴力反対 そんなに引っ張るな」
「じゃあ これならどうだ シュッ シュッ」
「ライターの火など卑怯だゾ 判った降りるよ
酷い奴だ 殺ヒル未遂で訴えるぞ」
「それはそうと お前何処から来た?何処の
出身だ?」
「オレ達のご先祖様はな ここよりずっと山奥で
猿やカモシカに養われて居たんだがな 人間共が
やたらに杉や檜を植えたんで、山に彼らの餌が
少なくなったのさ。
彼らは仕方なく奥山を捨てて里山に来たんだ。
当然、寄生のオレ達も里山に来たのさ。
もうずっと昔の事だよ。勿論、オレ様はパリパリの
四万生まれよ。
この辺の山はオレ達一族の持ち山だぞ この時期、
人間が来れば無数に居るオレ達ヒル族が黙ってねーよ」
「聞く所によれば お前ら 黙って人間の血を吸う
吸血鬼だってな。先だっても牛伏山岳会の会長さんの
血を抜き取ったのもお前の仲間か?怒ってたぞ」
「そうよ アレは俺の従兄弟がやったんだ 尤も
従兄弟と言っても無数に居るがな 卵を生むためには
血が無いと駄目だからさ」
「卵を生むって?男言葉を使うのにお前は雌かよ
イカレた姉ちゃんだな」
「馬鹿だね! お前さんは。オレ達は雌雄同体と
いう超高等動物だぜ」「馬鹿はどっちだよ 雌雄同体
ならミミズの仲間の下等動物だろうに」
「冗談じゃないよ オレ達はな 一匹で雄雌両方の
役目を果たせるんだぜ人間みたいに男だ女だと
言ってのトラブルは超越しているんだ」
「判ったよ 確かに人間のトラブルは男と女が
いる事が原因なのが多いなアレッ 見た所
お前の目は何処にあるんだ?」
「良く聞いて呉れました さっきも言ったろ
オレ達は超高等動物なんだよ目なんか
要らないのさ」
「目が無いと何で超高等動物なんだよ
冗談は顔だけにしとけよ あっ顔も無いのか?」
「其処まで言うなら教えてやろう 実はな
オレ達は高性能のセンサーを持ってるのさ
そのセンサーでな 近付く動物の熱気や
匂い、歩行で生ずる微かな地面の震動、動物の
発散する二酸化炭素を察知出来るんだ 吸血の
為にはそれで必要にして十分 何か文句あるか?
もう一つ肝心な事を教えてやるよ オレ達の
数が多いのは天敵がいないからさ。
つまり、この世でオレ達に逆らう奴は
いないって事。お前の天敵は何だ?
ドラゴンズ?タイガース?それともカミさん?
実はな 仲間には内緒だけどオレ 隠れ巨人
ファンだぜ お前の同志だよ」
「別に文句は無いが余計なお世話だ それは
そうと お前らの弱みは何だ」「一番の弱みはな
身体を真っ二つにちょん切られる事さ
やられたら即死だ 人間の中にはな ハサミ
持参で山に来る奴が居るんだ 全く考えられねーよ」
「ほかには?」
「そうさな 塩やアルコールを直接振り
掛けられても即死かな。良くオレ達にビールを
かけるトンでもない奴が居るんだ ビールは
人間や高級な牛が飲むもので山ヒルにかける
もんじゃないぞ
アッそれと10%や20%の食塩水は嫌い
だから寄りつかねーが致死量じゃねーよ」
「そうか 大体判ったよ ありがとさん
じゃーな 元気で暮らせあばよ」
「オイッ 待て!待て! これだけ教えられて
礼も無しかよ お前の足の回りを見てみろ
熱気と二酸化炭素で無数の仲間が立ちあがって
いるだろ オレの一声で一斉に襲い掛るぜ
一寸だけ吸わせれば許してやる」
「仕方ないな だけどオレは年寄りで碌な物
食ってないから貧血気味だし昔の汚れた血も
残ってるぜ」
「無いよりましだ それ行くぞ!」
「そんな尺取虫みたいな歩き方の癖に素早いな
ホントに一寸だけだよ痛くないだろうな」
「身体の両端に吸盤があるから早いのさ
それに大丈夫だよ 吸う前にヒルジンというのを
注射してやっからよ。
このヒルジンはな 痛くないようにする麻酔薬と
満腹まで血が吸えるように血の凝固を防ぐ優れ
ものさ。人間界にはこんなものあるまい。
うーん 久し振りだ 不味くはねーよ これで
2ヶ月後にはどーんと卵を
生むぜ」「もう良いだろう 離れろよ」
「マダマダ そんなに引っ張っても駄目だよ
オレ達の牙には返しが付いてるんだよ 無理に
剥がせば牙が残って大変だよ 満腹になれば
自然にコロリと落ちるから我慢、我慢」
「うるせー ライター攻撃でどうだ」
「この野郎 恩知らず アチィーッ 参った
参った もう止めた」
「これでホントにあばよだ 山奥に帰れ!」
「ヒッヒッヒッ 身体中に仲間が入りこんで
いるのにも気付いてねーな
お目出度いよ 人間共は 後で戦果を
聞くとしようか」
と会話したとか、しないとか。
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爺イには三山は無理ですが角間だけなら
何とかなる筈。
怖いけど見てみたい。それと獣がいっぱいいるとこと石灰岩地は避けたほうがいいですね。俺も昔川遊びしてたときいつの間にか脚から血が流れていたのはヒルのせいだったんですね。
でもヒルを健康食品として売っているのもありますね。血を吸って太鼓腹になったヒルなんか見たくないけど、いつか出会うでしょうね。なるたけヒルのいないところを行くつもりですけど、一昨日は鹿沢の湯の丸、角間、鍋蓋の三山掛けをしてきました。
まだここらは春になったばかりで登山者もあまりいません。
秀逸なのは角間山でした。
行かれていると推察しています。
実は山ヒルは犬の足指の間に巣を作るとも
言われていますので、ハル犬の指叉は要注意かも。
そうそうガラメキの沢蟹は見たけど、ヒルも一緒にいるとは知らなかったよ。
「チスイビル」と名乗っているそうです。
淡水に住んで魚その他の水中小動物の血を
吸って生活しているようです。
ヒューム管の底に白い腹をひっくり返して沈んでいる
沢蟹がいたでしょう、あれはヒルに吸い尽くされた
犠牲者かも?
記念写真をと思っても、うっかりあの温泉には入れませんね。
四万に行ってユラユラと山ヒルが立ち上がってくる
所を動画で撮ろうとしています。冗談で無く。
そうしたら自然に頭の中でヒル君と会話していました。
老人ボケ?妄想?
一寸のヒルにも五分の魂?今度は翁のお話が面白い!!
十分注意いたしましょ(笑)