クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

沼田・利根町の水無山ハイク  H-22-10-15

2010-10-16 14:19:13 | 赤城山周辺
どうも天候はすっきりしないので、元々展望が望めない山・
人の余り行かない不人気山として沼田・利根町(元利根村)の
水無山。赤城の北側の沼田・大間々線(62号)なので沼田廻りも
考えたが赤城の紅葉偵察を兼ねて赤城山乗り越えのルート。
赤城県道を登っていくと紅葉はマダマダの感。標高1400mの
新坂平で少しばかりの程度。
カーブ75から大沼西岸を通って沼尻。黒檜山や五輪尾根も
曇天の中、冴えない姿。





五輪峠に到着(8.24)。沼田だよ! とばかりに道標が目立つ。





ここから先の「沼田市利根町根利」というややこしい処を下るのは
「上毛三山パノラマライン」と冠の付くR-251(沼田・赤城線)。
約11K程でR-251と分かれてR-62(沼田・大間々線)の日影南郷へ
向かう。R-62で左折、薗原湖への道を一寸行ってから橋を渡って
日向南郷に入り直ぐに林道・老神穴原線に右折して北東に。
こんな石門のトンネルを潜ったり



二度ほどの分岐を柿平・穴原への道標を頼りに進むと「弁天池」。



脇にある案内図でミリオン牧場を確認して東南への細道。
僅か1K強で休止中らしい牧場の第一ゲート。舗装路はもつと続く。



舗装の切れた処の空き地に駐車。自宅から62Kを2時間10分。
南方向に山が遠望できる。写真の左側の山が水無山、行けるのか?
やや不安に成る程遥かな彼方。



スタートしての行く先は道とも云えないこんな草原(9.11)。





この第二ゲートが見えたところが地形図上の十字路の筈だが
茫々たる叢で位置不明。かっての赤屋根牧舎はここにあった?



大体の感で右折して林の手前でもう一度右折すると山裾を巡る
峠道に出た(10.12)。



突然、猪親子が4.5頭も林道を横切るが
カメラを構える暇も無く視界から消えてしまった。そう云えば
林道にはこんな猪のドロ場が随所にある。



途中で下山に使う地形図にある派生尾根の位置を確認しておく。



スタートから丁度一時間でコモギ峠近くに来たので早めに右尾根に乗る。



途中でコモギ峠を覗いたらこんな感じのハッキリした乗り越し。



尾根は西南方向、第一ピークは右への巻き道を使って通り抜ける。
稜線へ復帰した位置に白テープのマーク。



第二ピークも楽チンで通過するが大木の幹にワイヤーが通されて
いる。何の為か良く分からないが。



500m先の第三ピークはコブ付きでかなりの急登。途中でaninecoさんが
ショートカットした脇道を見たが一寸爺イの手に余るので
パス。ここは稜線分岐点と言われる1160峰だがピンクテープが一つだけ。
頂上からは90度曲がって南に転進。



第四ピークは黄色テープのみの「北峰」と言われる1170m峰。
前方の樹間から目指す水無山の巨体、ややビビリ気味。



気を取り直して鞍部へ下って直下にくるとまるで壁だ。
爺イの体力では無理かなと思いながら休憩。



だが、今更引き下がる訳に行かないので300山の説明で「左に
斜に登って尾根へ」を思い出して左に回って高度を上げる。
だが、いい加減回った感じでも尾根は遥か。仕方なく斜面登り。
傾斜は立っていられないくらい強い。



勝手にジグザグに進んだら何と左斜め上への踏み跡発見。
其れを辿って漸く尾根。水無山の東北にあるコブから130m も下。
尾根を見下ろす。



ここからの上りも下地が硬いだけで傾斜は斜面と変わらない。



漸くの事に到着(12.05)。フツーの人なら二時間程度を三時間。



南北に長い頂上台地の北端に着いたのだ。標識は小型が二枚。





本日の疲れた爺イ。休憩と昼食。





12.34に下山のスタート、来た道を忠実に直下の鞍部に戻るが
途中に小動物のトイレ。この踏み跡は人間用というより
野生動物たちの生活道路だな。



尾根の登り返しに少々ウンザリしながもコモギ峠着は13.30。
峠の南には林道というか、峠道というのか、歩ける道が続く。


峠を南から眺め、しっかりと峠を踏んで北に抜ける。

林道途中から地形図にあるもう一本の道の探索。この尾根の左(南)の
破線を辿ろうとしたが道など何処にも無い。「オッサンさん」は
往路でこの尾根を使っているが今回は尾根脇の窪。
急斜面を体を横にしながらズルズルと滑り降りる。途中で拙いと思ったが
登り返しの体力は残ってないので其の侭すべり続ける。



やがてこの露岩の配列が人工的に見えたのでやや安心。



尚も真っ直ぐ降りると何か建造物。300山の説明にあった簡易水道の
水源地を発見。やつと安心。



長々と荒れた林道を下ると大きな林道と合流。「山」の石柱も。



やがて下に舗装路、やっと着いたと思ったらこの道ではなく
それから相当の距離を歩いて第一ゲートから200mも下に到着。





駐車場までの登り林道500mの辛いこと、この紅葉に迎えられて
無事帰還(14.33)。下り二時間はフツーの人の登りと同じ。



帰路には赤城越えを避けて交通量の少ないR-62を思い切り飛ばし
沼田・上乃町でR-120と合流、R-17で渋川、R-25で高崎へ。
偶然にもこっちのルートもほぼ62Kで2時間。
少々怖気づいた約14000歩のハイキングだった。



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2 コメント

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水無山 (あにねこ)
2010-10-17 07:13:27
爺イ先生、おはようございます。
水無山ハイクお疲れ様でした。
小さいけれど、頂上直下などかなり急で、
山椒は小粒でも…みたいな山ですね。
峠からの下りの山道を踏破するとは、さすが爺イ先生です。
簡易水道の水源地は下ったところにあるんですね。
どんな所かと思っていたので、写真を見て疑問が氷解しました。
私が登ったときに話を聞いた地元の方は、
古い峠道はもうないと言っていました。
下りでないと辿るのは難しい道のようですね。
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re.水無山 (爺イ)
2010-10-17 08:50:03
あにねこさん
仰るとおりです。ゲート下からの峠道は
中盤までです。しかも数回の分岐があり
表示物が一切ありませんので、分岐で下方を
選択すればo.kの下山なら気楽ですが
登りは直ぐに尾根に取り付くのが正解と
思いました。
上部の踏み跡は不明ですが地形図の破線の
曲がりの感じで稜線の直ぐ左(西)から絶対に
離れないと決めて掛かったので良かった
のかも。但し、登りでは通用するかどうか?
又、手の届く山の記事を探して後追いさせてもらいますので宜しく。
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