
たまには北の方面にと思って里山・低山・三角点と云う爺イの範疇を条件に
横田さんの「300山」で探したら沼田や月夜野地区で数箇所が見つかった。
戸神山・味城山・荷鞍山・大平山等。早速、一番楽そうな荷鞍・大平に決めて
重鎮さんやあおちゅうさんの記事をよく読んでから出発。大風の翌日は穏やかの
筈だし、それが雨の前日となれば完全なハイク日和になる。
R-25からR-17に乗り換えて沼田・下川田辺りに来ると前面に谷川らしい雪嶺。

バイパスに入って全長600mと云われる月夜野橋を通過して直ぐに細道に左折し
農免農道に入る。僅かの距離でカーブミラーの脇に広場。駐車禁止の表示も無いので
失礼して隅に駐車させて貰う。南の方面を見ると正面に里山、多分この山の左奥が
荷鞍山頂だろう。

東南にはこんな山、こっちは大平山の気配。

谷川がさっきより大きく見える。此れを見るだけでも来た甲斐がある。

カーブミラーに己を映して出発(9.45)。

山手に入る舗装の農道は二本あつたが左を選択。右手に墓地が現れるところで
舗装は切れて普通の登山道。早くもG氏の道標が現れる。重鎮さんの記事によると
この山はG氏が整備されているとの事。つまり「G氏の縄張り」とか。

注意しないと気付かないような小さな沢を二つ越えると左に一寸回って小尾根に
乗る。稜線近くでこの杭の所で右に踏み跡が延びるが此方は左目に進んで鞍部。

道標が沢山ある。「竹改戸・上川田」もあるので南を眺めたら集落が意外に近い。


先ず大平に行く事にして、東南へ280m程の展望台に向かう。稜線は綺麗で
楽々の尾根道(10.15)。

コブを越えて平坦道を進み、宗教的表示物を見た先で展望台と称する場所。



展望台を降りると道は殆ど南に向く。右手に小ピークを見ながら東西稜線に
近づくと道標によって東に曲がって稜線へ。

やがて前方にチョコンとしたトンガリ。多分あれが「西峰」か?

ところがその麓にカモシカが居る。写真を撮りながら近寄っても全く動かない。
今まで出合った数多くのカモシカは20m以内に近寄れた事は無いのに、コイツは
微動もしないでじっと此方を見ている。15m、10m、5mと考えられないような距離間、
何かオカシイ。良く観察すると左前足が上がって地面についてない。多分怪我をして
動けないのだ。目と鼻の先で見詰め合ったまま、何か助けてくれと言っているような
餌を呉れと言っているような何となく涙目に見える。さあ、困った。何かしてやりたいが
野生に手を出すのはご法度、脅かして追い払う事も出来ずに、早く逃げろと
願ってじっと待ちつづけたら、やっと三本足の頼りない足取りで斜面に消えた。

近くに錆付いた罠の残骸があつたが、こんな罠に掛かったら逃げられないし
逃げたとすれば足首から蹄の部分は失われている筈。多分、岩場での怪我か?

カモシカの去った跡には道標多数、取り敢えず小さいトンガリへ。

その上にはこんな石宮が一つ、さっき見たと同じの表示物。

トンガリ岩を反対側に降りて55m程で三角点、二等君はやっぱり貫禄がある。
點名・下津 621.63m。


台地状のここが大平山、標識が三枚。MHCサンの物とG氏のものが新旧タイプ
で各一枚。



因みに全国には「大平山」が79山あるが、読み方は「おおひら」が
57山、「たいへい」13山、「おおだいら」7山、「だいひら」「おおびら」が
各一である。
一呼吸おいて元の道を引き返す。途中で女姓二人連れとすれ違い、年寄りの一人
歩きを気遣ってか?「無理しないで、気をつけて」と念の入ったお言葉頂戴。
再び鞍部に到着、今度は西北に走る道を辿って620m地点に向かう。

周辺に花は少ない。小さな黄色の花が僅か、つつじは殆ど見られなくこんな
つぼみが所々に。


この620m峰、意外にも急傾斜。それでも足場には段が切ってあるし数種の
ロープが付いているので何とか登れる。けれども、折角のこの太いロープは
地面にべったりで重くて持てなくて効果は薄い。それでも折角だから定石通りに
無理して両足の間に挟んで使わせてもらつた。

登り切るとそこには石宮一つ、どうやら破損した物を掻き集めて何とか
形にした感じ。

一寸降って小さな鞍部、ここで又道標。直登と迂回路の案内だが、まあ男道と
女道と言った所。

重鎮サンは迷わず直登と書いてあつたが爺イは迷わず迂回路で西南尾根に。
回り切ったらそこにも丁寧な道標。

南西への下りにはロープも付けられているのでこれも峠道か?
ここから荷鞍頂上まで北東に90m程、僅かの登りでこんな場所の上が
頂上。

次ページに続く。
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横田さんの「300山」で探したら沼田や月夜野地区で数箇所が見つかった。
戸神山・味城山・荷鞍山・大平山等。早速、一番楽そうな荷鞍・大平に決めて
重鎮さんやあおちゅうさんの記事をよく読んでから出発。大風の翌日は穏やかの
筈だし、それが雨の前日となれば完全なハイク日和になる。
R-25からR-17に乗り換えて沼田・下川田辺りに来ると前面に谷川らしい雪嶺。

バイパスに入って全長600mと云われる月夜野橋を通過して直ぐに細道に左折し
農免農道に入る。僅かの距離でカーブミラーの脇に広場。駐車禁止の表示も無いので
失礼して隅に駐車させて貰う。南の方面を見ると正面に里山、多分この山の左奥が
荷鞍山頂だろう。

東南にはこんな山、こっちは大平山の気配。

谷川がさっきより大きく見える。此れを見るだけでも来た甲斐がある。

カーブミラーに己を映して出発(9.45)。

山手に入る舗装の農道は二本あつたが左を選択。右手に墓地が現れるところで
舗装は切れて普通の登山道。早くもG氏の道標が現れる。重鎮さんの記事によると
この山はG氏が整備されているとの事。つまり「G氏の縄張り」とか。

注意しないと気付かないような小さな沢を二つ越えると左に一寸回って小尾根に
乗る。稜線近くでこの杭の所で右に踏み跡が延びるが此方は左目に進んで鞍部。

道標が沢山ある。「竹改戸・上川田」もあるので南を眺めたら集落が意外に近い。


先ず大平に行く事にして、東南へ280m程の展望台に向かう。稜線は綺麗で
楽々の尾根道(10.15)。

コブを越えて平坦道を進み、宗教的表示物を見た先で展望台と称する場所。



展望台を降りると道は殆ど南に向く。右手に小ピークを見ながら東西稜線に
近づくと道標によって東に曲がって稜線へ。

やがて前方にチョコンとしたトンガリ。多分あれが「西峰」か?

ところがその麓にカモシカが居る。写真を撮りながら近寄っても全く動かない。
今まで出合った数多くのカモシカは20m以内に近寄れた事は無いのに、コイツは
微動もしないでじっと此方を見ている。15m、10m、5mと考えられないような距離間、
何かオカシイ。良く観察すると左前足が上がって地面についてない。多分怪我をして
動けないのだ。目と鼻の先で見詰め合ったまま、何か助けてくれと言っているような
餌を呉れと言っているような何となく涙目に見える。さあ、困った。何かしてやりたいが
野生に手を出すのはご法度、脅かして追い払う事も出来ずに、早く逃げろと
願ってじっと待ちつづけたら、やっと三本足の頼りない足取りで斜面に消えた。

近くに錆付いた罠の残骸があつたが、こんな罠に掛かったら逃げられないし
逃げたとすれば足首から蹄の部分は失われている筈。多分、岩場での怪我か?

カモシカの去った跡には道標多数、取り敢えず小さいトンガリへ。

その上にはこんな石宮が一つ、さっき見たと同じの表示物。

トンガリ岩を反対側に降りて55m程で三角点、二等君はやっぱり貫禄がある。
點名・下津 621.63m。


台地状のここが大平山、標識が三枚。MHCサンの物とG氏のものが新旧タイプ
で各一枚。



因みに全国には「大平山」が79山あるが、読み方は「おおひら」が
57山、「たいへい」13山、「おおだいら」7山、「だいひら」「おおびら」が
各一である。
一呼吸おいて元の道を引き返す。途中で女姓二人連れとすれ違い、年寄りの一人
歩きを気遣ってか?「無理しないで、気をつけて」と念の入ったお言葉頂戴。
再び鞍部に到着、今度は西北に走る道を辿って620m地点に向かう。

周辺に花は少ない。小さな黄色の花が僅か、つつじは殆ど見られなくこんな
つぼみが所々に。


この620m峰、意外にも急傾斜。それでも足場には段が切ってあるし数種の
ロープが付いているので何とか登れる。けれども、折角のこの太いロープは
地面にべったりで重くて持てなくて効果は薄い。それでも折角だから定石通りに
無理して両足の間に挟んで使わせてもらつた。

登り切るとそこには石宮一つ、どうやら破損した物を掻き集めて何とか
形にした感じ。

一寸降って小さな鞍部、ここで又道標。直登と迂回路の案内だが、まあ男道と
女道と言った所。

重鎮サンは迷わず直登と書いてあつたが爺イは迷わず迂回路で西南尾根に。
回り切ったらそこにも丁寧な道標。

南西への下りにはロープも付けられているのでこれも峠道か?
ここから荷鞍頂上まで北東に90m程、僅かの登りでこんな場所の上が
頂上。

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ここも小さいながら楽しいお山でした。
やはり 私も 麓に住む お婆さんと長話をしてきました。 猪の被害を 何度も何度も聞かされて…(笑)
この辺は自宅からの距離が遠いとして敬遠していましたが、実際は
片道50k未満なので四万や沢渡より近い事に気づきました。
大平・荷鞍とも、完璧に整備された箱庭のようで日頃、あっちの尾根、
こつちの窪と道なしルートを歩いている爺イとしては、何かあっちへ行け
今度はこっちだと指示ばかりされている感じで今ひとつフィットしません。
それが気に入らないなら行かなければ良いのですが、入ってから様子が
判る次第なので何ともはや。それでもあと少し、この辺の里山を訪ねる積り。