色鮮やかに墜ちていく 奈落の底へと
輝く星を満天に散らせながら 身体は熱に蕩ける
愛おしい程に 求めている
狂おしく咲く 花のように錯綜する 迷宮への入り口を
あなたの口で塞いで欲しい
まだ見ぬ終焉は 何処までも昇天する あなたとの楽園
触れて欲しい 愛に火照るこの身体は
もう 何処にも帰れはしないから
ずっと 抱き締めて 満天の星空がいつしか
あなたとの接吻に 溶けてしまうまで
消えて行く 降り出した星空は 幾重もの夢の中へと
愛おしい すべてを胸の内に しまい込んだ
あなたは寂しそうに この穢れた瞳に 問い掛けている
鮮やかな薔薇が散る この手を離さないでと 怯え
見つめ合う最中 紅い花弁の散る火焔は揺れて
その儚い奈落の楽園を照らしている