汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

花葬の季節

2018年01月13日 | 愛の詩
差し伸べた手
まるで 深く呼吸するように 沈んで行く

この身体から 溢れ出すものは そう
いつだって ありふれた 気持ちだったのに

騒々しい夜に 花々が疼き出す
花葬の季節 運命が廻りし 殉教の印
それは 幽玄の夜空から降る 流星の飛跡

満たされた 空白の宇宙
寄り添う 肌
どこまでも あなたとの境界は
咲き乱れた花々のように
境界の無い 夢心地

どうして?
この世の理は いつだって
そう あなたを抱き締めて 感じる
この温もりの意味を隠してしまうの?

ねぇ それでも
この世界の輪廻は いつでも
そう あなたのその瞳に隠された感情を
隠してしまうから

降り出した 花びら
命が可憐に散って 煌々と照らす月明かり
それは終焉を報せる 殉教の刻
それでも あなたの表情は 何処か上の空で
この遥かな時間の流れに揺蕩うから

この世に置き去りにされる
一途な淋しさを どうか 解って欲しいから
ねぇ 独りぼっちの 夜に咲いた
花々の恍惚と 一緒に 眠っていたかったの

そう 独りきりの 夜の帳に

どうして?
この世の理は いつだって
遣り切れない 想いの澱を胸に
輝かしい未来の約束を 隠してしまうの?

ねぇ どうして?
この世界の輪廻に 絡まった赤い糸
きつく抱擁して 確かめ合った
狂おしい程の 優しさに包まれながら
この生命 絶え行く 最中で

降り出した花びら
それは鮮やかな 花葬の季節
あなたはそうして また去って行くの?
またひとつ またひとつ
季節が過ぎて また廻り逢うまで

それでも ねぇ
この世界の輪廻は いつでも
そう あなたのその瞳に隠された想いを
そっと 隠してしまうから
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君と一緒に居たいのです

2017年12月15日 | 愛の詩
ほわっとした心地
夢のように 奥深く沈むまで

ほわっとした心地
夢のような 世界へ

ふわっとした 夢心地
雲の上を歩くような 軽やかな
気持ち抱きしめて

君と一緒に居たいのです
赤くなる頰 騒々しい日々が始まる
顔逸らして 恥ずかしい? なんて
はぐらかさないで!
そんな事より こっち 見てよ ねぇ...

ほわっとした 性格だから
夢のような道を選んだ
ふわっとした 世界に
産まれて来てしまったから

ねぇ!

君と一緒に居たいのです
言葉重ねる度に 高鳴る胸の喧騒は
騒々しい この世界で生きてる証
顔を逸らして 何か隠してる? なんて...

君と一緒に居たいのです
触れ合い 笑い合いながら 過ごすひと時が
あどけない瞳を 潤ませるから
顔を逸らして ねぇ 泣いているの?
そんな時こそ 塞ぎ込まないで...
少しでも良いから こっち 見てよ...

ほわっとした性格だから
つい 戯けてしまう
でも 決して忘れないで
素直になれず もつれたこの感情を

夢のような気持ちに 揺さぶられて
何処までも 眠りは深く
覚醒の時を忘れて 一緒に行こう?

さぁ!

君と一緒に居たいのです
空回った言葉 掛け合う程に 可笑しくて
触れられると とても嬉しいから
くすぐってしまいたくなる
ねぇ もう少しだけ
ねぇ あともう少しだけ...
でも これ以上の関係は ダメだから...

君と一緒に居たいのです...
君と一緒に居たいのです...

震える程の この気持ち どうか...
君のところに 届いて
ねぇ?
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月の満ち欠け

2017年12月15日 | 愛の詩
淡く 色めいた肌に 沿わせる
月の満ち欠け 放心の眺め
そっと触れて さあ
見違えるように 煌めかせた この星空
感じて どうか 瞳の奥に 秘めたる想いを

気にかけて いつもは 不満足だったから
そう 今夜だけはきっと
そんな嫌な気持ち 感じたくないから

その甘い声で この心 ときめかせて
ねぇ もっとあなたの事 知りたいから
ねぇ どうしたらいい?
月の満ち欠け 放心の最中
溢れるばかりの声 どうして?

その甘い声で この心 ときめかせて
ねぇ もっとあなたの事 知りたいから
ねぇ どうすれば 気付いてくれる?
月の満ち欠け 放心の心地
溢れる泉のような この声を どうか 聴いて?

淡く色づいた 肌に 這わせる
抱き締めて もっとぎゅっと あなたはいつも
そう あの時のままの 優しい瞳

その甘い声で この心ときめかせて
ねぇ もっとあなたの事 感じていたいから

気にかけてばかりで 不満足だったから
いつも感じていた 心残り
ねぇ この切なさはきっと

そう 今夜だけは
そんな嫌な気持ち
思い出したくはなかったから

その甘い声で この心ときめかせて
ねぇ あなたの事 もっと知りたいから

その甘い声で この心ときめかせて
ねぇ あなたの事 もっと触れていたいから



繰り返す月の満ち欠け
それは あなたを追い掛けて
辿り着いた 二人だけの居場所


ねぇ その甘い声で ときめかせて
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哀悼の詩

2017年12月02日 | 愛の詩
光の中へと 落ちて行く
輝く流星を抱いて 遥かな夜空を 駆け巡る

絡まった糸 優しく抱いて
甘い夢心地の最中 不意に見せた
笑顔を 壊さないように

ねぇ 抱き締めてあげる
二人を包む この夢の途上
離さないで 凍てついた夜の 恋心

華やかに揺れる 花園に 呑み込まれ
身体を締め付けて どうか

ねぇ 抱き締めてあげる
流れた涙の数だけ 赤くなる
唇の冷たい感触
ずっと 忘れないから

絡まった糸 惑いの吐息
それは 解けない迷宮への入り口

ねぇ 憶えてる?
交わし合った唇の感覚
切ない程に 求め合った 盲目の季節を
どうか 忘れないで

絡みつく 哀悼の詩
星空に散らばる 永遠の夢路 ねぇ
あなたの見せた その笑顔
揺らめく花々の 溜息が漏れる中
いずれ壊れ去る 運命だったの?
ねぇ
あなたと揺蕩う 漆黒の夜空
手を取り 慰め合う中で
いずれ 息絶える運命だったの?

どうか 忘れないで
絡みつく唇は 哀悼の印
夜空に散らばる この永久の景色は ねぇ
花々の煌々と眠る 夢の中で
いずれ 崩れ去る運命だったから

風に舞った 花々の香り
絡まった糸 優しく抱き締めてあげる
だから 忘れないで
絡みつく 哀悼の唄を 感じながら
迫り来る 永遠の眠りの瞬間を

今宵も 穏やかな開花の時が来るから
ねぇ 教えて?
あなたと愛し合う この風の吹く夜は
いずれ 壊れてしまうの?
そう 花々の眠る その時までは
ずっと こうして居させて 欲しいから
優しく 抱き締めていて

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あなたを象る証し

2017年10月02日 | 愛の詩
しっとりと香り華やぐ 夜の花
ねぇ 震えているの? 空に映る星々の輝き
こんなにも 寂しい夜には そう
天翔ける 流星の群れを追いかけ
ずっと 一緒に行こうね

もう何も寂しくはないから
ふと悲しくなってしまうのは ねぇ
どうしてなの? ううん
こんな夜には そう 手を握ってあげる から

そばにおいで 零れ落ちる 水滴に
水面は煽られ 乱された 心 ここに見せてみて

なにも怖がらなくてもいいから
ねぇ 雨の降る夜には きっと
想いの端々に 産まれる 感情
淋しくて 辛いから そばに居て どうか

もう何も寂しくはないよと
頭 撫でて欲しいから
ううん 傷ついた心
慰めの言葉なんて 要らない から
ただ ここに居て欲しい

昏れなずむ 陽に 心擽られて
ううん なんだか 恥ずかしくて そう
もうこの世界には 帰らないと 決めたから

ねぇ 何かちょうだい?
震える夜には こんな事しか言えなくて
ごめんね 抱き寄せて 精一杯の優しさを くれるけど
もう既に ここには

ねぇ こんな夜には 手を握って居て
ずっとこのまま 離さないでと 瞳を丸めるけど
ううん 解ってる そう
こんな夜には きっと あなたは居ないから
そう 星空の向こうに消えた 流れ星は
もう この世界には居ないから

ううん 解ってる そう
こんな夜には きっと もうあなたは居ない から
夢を見ているようね まるで
ここには居ない あなたを 想像しているとね
触れ合う 度に 流れた悲しい感情が
淋しくて 淋しくて つい 求めてしまうから

そうそれは 確かに居た あなたを象る証
ううん もういいの でも 決して そんなんじゃなくて

そうね あの夜空の向こうで瞬いて
いつまでも こうして 夜が更けて行くのを
ただ 見ていたくて だから
もう行かなくちゃ
ううん そんなんじゃなくてさぁ

決して そういう事じゃなくて
うん どうか また逢えますように
この広い世界のどこかの時代で 再び

ねぇ 遥か遠い未来のどこかで また
あなたと出逢えたらいいね
その時までは 永遠に

「さよなら」


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孤独の世界

2017年09月22日 | 愛の詩
繰り返す 同じ時間を 過ごす
ただ直向きに 走り抜けた 走馬灯のような
淡い 季節の移り変わりを感じながら

此処は何処だろう
流した涙 その理由を探して 遁走した あの頃
降り注ぐ そよ風に
その表情は 柔和に綻び 包み込む

まるで 融けてしまいそうな 瞳
ここから更に 飛翔して 消えてしまいたい
あの空に 輝く恒星を目指して
一緒に歩んで行きたくて

煌めく花びら その優しさに
空は穏やかな日和
それでもこの瞳は 淋しさに彩られて

あの星の 遥か先を映す 蜃気楼のような
想い出に懐かれ 幸せに眠る

あなたの囁く声に 張り裂けそう
なんだか淋しくて 傍にいて欲しい

この心 包んでくれる その俯く顔に
重ねた唇 もう二度と 悲しませないで

やっと辿り着いた 此処は 安らぎの場所
だからせめて 塞いで欲しい
無尽に溢れるこの感情を 慰める あなたの唇で

ああ どうして
淋しさが消えないのだろう
言えないよ ねぇ 鮮やかな時間が 暮れなずむ
その瞬間 確かに感じた あなたの哀しみを

言葉にならなくて 沈黙の刹那
あなたは言った 抱き寄せ 声を殺しながら
交わし合う 接吻の最中で 餓えた心 諌めるように

この無尽の感情は とても心地良くて
溶けてしまいそう 例え そこに存在しなくても
分かち合える そんなひと時が この胸が切なさを
ぎゅっと 抱き締めてくれるから

ずっと一緒に居たい
このまま 深く 沈んで行きたい

語り尽くせない 心の綾を 解いてあげるから
ずっと傍にいて そして もっと見せて欲しい
あなたのその淋しさを ううん 泣かないで
もうこれ以上は もう

その胸に秘めたる 色鮮やかな 孤独の世界を
もっと感じていたいから
ねぇ ずっと こうしていさせて
あなたのその淋しさ
もうこれ以上は そう
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温かな夢心地

2017年08月10日 | 愛の詩
鮮やかな時間が 綻んで行く
木漏れ日に揺れて 翳る景色
僅かな脈拍 その聲を聴いている

伸ばした手 確かな鼓動を確かめたくて
目を瞑る 弾む心を諌めるように

迫る鼓動 昏れなずむ空
見紛う距離に 唇を思わず塞いだ

ああ どうして?
期待してしまうのだろう
吹き抜ける風に 鼓動が滲む
まるで 本音を隠すように
赤らむ笑顔が なんだか ぎこちなくて

振り向きざまに 見つめていた
覚束ない 仕草が 心許なくて
もどかしい 想いの声が 脳裏を巡る

滑らかな風が吹く 感触が
心地よくて 温かな夢心地

昏れなずむ 空 ただ見つめていたい
例え 我を見失っても
この手に燻る あどけない心
触れて欲しい
どうか その優しい声で
ただ 穏やかに

歩き出した 影法師は遠く
彷徨う言葉よ 空高く舞い上がれ
ふと触れた指先が 心地良くて 赤くなる
可憐にそよぐ 刻よ
一刻一刻を刻む その感情が
こんなにも 哀しくて
思わず意地になってしまうから

せめて このひと時を 感じさせて
もう2度とは 返さない あの波のように
どうか 触れたままで いて欲しい
覚束ぬ仕草 可憐な瞳が揺れる
一瞬の煌めき この瞬間の 隅々に
溢れる涙 この想いよ 空高く舞い上がれ

ああ どうして?
こんなにも 期待してしまうのだろう
照り出した陽 余りにも脆い
この距離が ただ虚しくて
涙が溢れてしまいそう

だから

ねえ どうして?
こんなにも 期待してしまうの?
雲間から射す 夕間暮れが
2つの影法師をぼかして行く
不意に迫る 鼓動 このときめき
波に揺れ まるで寄せては返す 定めのように
指先が離れて行く 段々と
もう これ以上は ただ悲しいだけだから

ああ どうして
こんなにも 期待してしまったの?
触れた指先に 感じる優しさ
もう振り返らないで
擽ぐるような もどかしさを 湛えながら
そうして あなたは 歩いて行くの

触れた指先に遺る 感触
ねえ 知ってる?
擽ったく 流れる この心地の良い温かさが
確かな繋がりだったから

そう この擽ったく 灯る温もりが
あなたとの 穏やかな繋がりだったから


ねえ 愛してる
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最期の接吻

2017年07月31日 | 愛の詩
意識の奥深くに のめり込む
隠された秘密
解き明かして欲しい
心の奥深くに 溢れる 感情を

触れた指先に 走る 頽廃の息
それは幾つもの 夢の果てに
潰えた 花々の楽園

ねぇ どうして?
抱擁した あなたの身体
沁み込む冷たさに
抱え込んだ心 堕ちて行くの?

ねぇ 抱擁して…? どうか
あなたの身体に 滲む 淋しさ
頽廃の影に写る 甘い接吻を 頂戴?

そう 赤い果実が揺れて 煌めくその涙に
潰えた夢の痕が 滴るから

触れた指先に 感じる 色めく吐息
それは幾つもの夢を見た
煌めく星空の下で 交わした接吻

もう 後戻りなんて 出来ないから

だからねぇ「愛してる」

でも どうして?
求めれば求める程に
沁み込む冷たさ 切なくて
涙が溢れてしまうの?

ねぇ 接吻して?
あなたの身体 たとえ壊れても
この指先の切なさだけは きっと…

もう 煌めく涙だけでは 防げない
想い重ね 交わし合った接吻 届かぬ言葉

それでも

ねぇ きっと
堕ちて行く 赤い果実に滴る
煌めく涙の痕が
あなたの生きた証だったから

「愛してる…」

ねぇ ねぇ…

溢れ出す 心の奥深くの 感情を
解き明かして欲しい

頽廃の影に懐かれて 眠るまで

もっと
溢れる 心の奥深くに
呑み込まれ 壊れてしまいたい

どうか
それはもう 二度と 巡り逢う事もない
最期の抱擁だったから

そう
それは 二度と 触れ合う事もない
最期の接吻だったから…

ねぇ 愛してる
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夏の夕暮れ

2017年07月15日 | 愛の詩
風の吹く夕刻
深い色に染まる空

降り止まぬ雨 覚束ぬ足元に
擦り合わせようとした 歩幅

流れ行く 川のせせらぎ
どれだけの時間が 流れたの
振り向く事も無いまま この路を行く間に

言葉もまだ 見つからない
雨脚は 尚も早く 雑音の頻る渦中
この胸中のざわめきを隠して 背中を見る
雨は鼓動を打ち 融け合う距離

「貴方に逢いたい」

吹き抜ける風に 髪を綻ばせて 口籠る
触れていたい 揺れた髪飾り 香る唇

風の吹く夕刻 止まぬ雨に 隠れた想い
降り頻る雨音 この手を握って いつまでも
吹き抜ける風に 触れた想い
この頰を紅く染めるから

降り止まぬまま 覚束ぬ足元に
擦り合わせる 大きな歩幅 黄昏の空

「貴方に逢いたくて」

この胸中のざわめき 伝えたくて
背中を見る 触れていたいと
ときめく心を 諌めるように

揺れた髪の 香る雨粒
止まぬ雨 隠れた想い 切なくて
伝えたい 夕刻の雨は それでも
この頰に伝う 涙の痕を消してしまうから
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風光明媚な世界に

2017年06月21日 | 愛の詩
流れて行く 星の跡を指で辿る
光の射す頃に 聴こえた
空高く昇る 風光明媚な 夢のように

「ここにいるよ」

ねぇ 艶やかな素肌に 伝う 緩やかな心地
この胸に触れて見て 聴こえる?
溢れ出す感情 泣いてみせて
いつまでも 抱き締めていてあげるから

もう 何も怖くはないよ
風に舞う花びら 空高く昇り 沁み渡る
きらきらと風光が散り 夢のような 心地に包まれて
やがて 眠りに就く瞬間が 訪れるから

「ここにいるよ」

この手を握り締めて ねぇ
優しさの香る その声に懐かれて 嬉しかった
その涙を見せて ありのままの姿を
もう何も 失うものなど ないのだから

眠りに就くまで
抱き締めていてあげる
だから
この手を握っていて

緩やかに沈む刻の最中に 見つけた
咲き誇る花々の 白い溜息を

そして今 この瞬間
風光明媚なる世界が 散って行く
きらきらと流れて
緩やかなる刻の彼方へと

「今 逢いに行くから」

穏やかに眠る
このまま夢の中へと 融けてしまいたい

そっと 触れた手
冷たい感触
もう思い遺すものなど 何もないから

「ううん もう大丈夫」

だから

花々の溜息を聴きながら
白く沈殿して行く 温もりに触れた
その瞬間 咲き満ちる感情は 今に 張り裂ける

ばらばらになった心
刹那の時間を駆け巡る
それはまるで この命を捧げて
咲き誇った 花々のように

その輝きで いつまでも
抱き締めてあげるから ねぇ

その涙の訳を見せて
もう何も 怖れる事はないから

花びらが舞い 空高く散って行く
この景色よ 永遠に
ずっと 傍にいてあげるから
その顔を見せて欲しい

それは
白く華やぐ 花々の影
風がそよぎ 儚き命の香る声

「もう 何も怖がらなくても良いから」

ねぇ

風光明媚な その輝きは
今に 満開の瞬間を迎える

ねぇ

「ずっと 傍に居てあげるから」

うん
こっちにおいで
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