汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

終わりの無い宴

2014年12月07日 | 妖艶の詩
揺れる時計の針
月光の滲む夜の宴
舞う枯れ葉のように 乱れる 人々の影

酌み交わされる 酒に
酔い痴れるがまま 我を忘れ
喧騒の鳴る 幻夢へと 堕ちて行く

色めく眼差しに 捕らえられた 心
深い海を漂うような 情動の中
動揺する瞳に ちらつく 薔薇の残骸は
焔に照らされて 赤く色付く 底無しの身体

交わされる杯の リズムに惑わされ
ぼやける思考回路
酔いが回り 人の影さえも 見え無くなり
陶酔した瞳に 悪魔が微笑む
融解して行く 現実の中で
僅かに分別の遺る この手に 刺さる薔薇の棘

重ね合う視線 昂なる鼓動
酌み交わす酒に 酔い痴れ 溺れる
今宵の宴は 終わることの無い 幻
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溶けて行く鼓動

2014年12月07日 | 奇想の詩
朧な意識 止めどなく 流れる
浮遊して行く 身体が 漂う波に乗り
水の中を 呼吸する光に 照らされ

泳ぎ疲れた 眼差し
深く揺れる 底を見つめて 沈む
水面は 遠く 閉じて行きながら
魚の群れに 時の流れを任せて
バランスを失くして行くだけ

そっと手を伸ばし 揺れる光の中へ
淡く暗い場所へ 溶けて行く 鼓動
舞い上がる 気泡のように
この手が 力尽きるまで
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