聴こえる さざ波に揺られる 靴音が
こちらに向かって 吹き抜けて 身体を塞ぎ込む
話を聞こうと 耳を澄ませて
零れ落ちる言葉を拾い集めた
振り向きざまに あなたは言った
口元からひらひらと出て行く
鳥のさえずりのような 声音を
甘い夢を見る夜に 抱き合った
不可思議な刻を 打つ時計が 壊れるまで
永遠を交わし合いながら
遠い海原を過ぎ行く 嵐の吹く夜に
星々が泣いて 明け方の空に消えて行く
もう既に 言葉は喪われた
遺る体温は 生きていた証を燈す
心地の良い唄を奏でる あの指先は
あなたの声さえも 届かぬ場所へと 消えてしまった
いつまでも あの海原で揺蕩う
話を聴こうと 耳を澄ませて
零れ落ちる涙に指をすくめた
甘い夢を見る夜に 抱き締める
もう既に 言葉は喪われたのに どうして?
不可思議な刻を打つ 永遠に身を沈めた
遠い海原を過ぎ行く 嵐の荒ぶ夜に
こうして身を閉ざしている
もう既に 喪われた言葉に酔い痴れて 沈むだけ
甘い夢に翻弄されて 泣いている
話を聴こうとして 耳を澄ませた 零れ落ちる涙に
指をすくめたまま 刻が不可思議な音を打つ
もう既に 喪われたのに どうして?
甘い夢を見る夜に 抱き締める
星々が泣いて 明け方の空に消えて行くのに
こうして 永遠を抱き締めていた
もう既に 言葉は喪われたのに
さざ波に揺られ こちらに向かって来る
あの靴音が聴こえる
こちらに向かって 吹き抜けて 身体を塞ぎ込む
話を聞こうと 耳を澄ませて
零れ落ちる言葉を拾い集めた
振り向きざまに あなたは言った
口元からひらひらと出て行く
鳥のさえずりのような 声音を
甘い夢を見る夜に 抱き合った
不可思議な刻を 打つ時計が 壊れるまで
永遠を交わし合いながら
遠い海原を過ぎ行く 嵐の吹く夜に
星々が泣いて 明け方の空に消えて行く
もう既に 言葉は喪われた
遺る体温は 生きていた証を燈す
心地の良い唄を奏でる あの指先は
あなたの声さえも 届かぬ場所へと 消えてしまった
いつまでも あの海原で揺蕩う
話を聴こうと 耳を澄ませて
零れ落ちる涙に指をすくめた
甘い夢を見る夜に 抱き締める
もう既に 言葉は喪われたのに どうして?
不可思議な刻を打つ 永遠に身を沈めた
遠い海原を過ぎ行く 嵐の荒ぶ夜に
こうして身を閉ざしている
もう既に 喪われた言葉に酔い痴れて 沈むだけ
甘い夢に翻弄されて 泣いている
話を聴こうとして 耳を澄ませた 零れ落ちる涙に
指をすくめたまま 刻が不可思議な音を打つ
もう既に 喪われたのに どうして?
甘い夢を見る夜に 抱き締める
星々が泣いて 明け方の空に消えて行くのに
こうして 永遠を抱き締めていた
もう既に 言葉は喪われたのに
さざ波に揺られ こちらに向かって来る
あの靴音が聴こえる