汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

光の眩しい朝に

2015年07月15日 | 悲哀の詩
日差しの強い 朝はしんみりとしてる
蝉は鳴き始めて うるさく想いを競い合う
辺りは まぶしくて 思わず目が眩む
起きて間もない僕は
光に満たされた空を見上げた

この手に満ちる 生きてるという実感
でもそれは 時として 自分の不確かさに埋もれる

僕が この世で 生きている
十分に呼吸して たくさん食べて また寝て
そうして日々は刻々と過ぎて行くのに
なんだろう
不意に 立ち止まる
その一瞬の間隔に 吸い込まれてしまいそうだ
僕はそこで脅かされて
ただ虚しく頭を抱えている
なぜなんだろう
なぜなんだろうって

差し込む朝の光は
ただ優しくて 僕を包み込む
あの一瞬の出来事は
まるで無かったかのように
また こうして時間が過ぎて行く
なぜなんだろう
どうしてだろうって

起きて間もない早朝に
僕は 光に満たされた空を見上げた
そこには何も無い 蒼白の景色が拡がってる
そんな時間がいつも通りに流れていく中で
蝉のうるさい鳴き声は
今日もまた
想いを競い合ってる
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