海底の奥底へ
誘う この手に引かれて
陽明のちらつく
ここは未知なる 巣窟
あらゆる場所が 流転している
此処にあるわずかな小波さえもが
起承しながら 転結する
永遠の終わり
静寂の源は いつまでも
霧消と雲散を繰り返して
現れるものたちが 総て
まるでいたちごっこのような
夢と現
夢現
そう 走馬灯の街並みは
海底深くに沈んで 雲散霧消
起承転結の業を背負い
まるで生き急ぐ
のれんに腕通しのような
静寂に総て溶けて行くように
夢現
夢と現が交差して
やがてすべてが消滅してしまうまで
斜交する陽明 ちろちろと
この手は
海底のさらに底へと誘う
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます