汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 吸引

2010年04月19日 | 初期中期の詩
雷鳴が轟くのが聴こえる
心の奥底に溜まったあらゆる信念の塊が
音も無く無の海に消え去っていく

落日を迎えた空の色は
豪奢な理想とは裏腹な様相に染められ
点在する沈黙の理由を
今は語る事の出来ない夢の話のように待っている

何かを超える事というのは
定義に則された孤高の調べを帳消しにするということ

待つのが苦しく 
奥ゆかしい理想に苛まれているのなら
言葉にならない憶測を海に流せばいい

論理思考の成れの果てには
嘲りに満ちた冷酷な一国の残骸が犇いている
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