強く抱いても いずれ離別の訪れる 浅はかな一途の苦悶よ
その怯えた瞳が いつまでも忘れない 鮮やかな記憶に 彩りを添える
華奢な腕の 白い憂鬱よ 悪い夢の最中に 潰える旅の憂悶は
新たな朝の迎える この孤独に彷徨う 儚い生命の 詩
凍える身体の 相反する 感情 互いの言葉の綾に 斜交い
繰り返す歴史の闇に 消えて行く 定め
凄然とする景色 淡い影の揺れる陽炎
胡乱な海原に消え行く 甘い時間は 二人の眠りを誘う
そっと瞳を伏せる 時のなよやかな 憂い
やがて幕は降りる 見失った心を 見まがう
忘れられない その優しき瞳の 虚ろな愛に 触れたくて
誓いを立てた 降り積もる雪の哀切さを 胸に
舞い上がる 花びらは あなたへの想いを綴る
輝きを放つ 遠浅の海に散る 雄大な恒星の 夥しい死相の陰に
幾つもの夢の跡を 辿る 卑劣さに歪む 世界の終焉を
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