健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

歯の組織から肝細胞

2012-03-03 08:30:37 | 研究
先日、口臭の主な成分である硫化水素を使って、人間の歯の組織から肝臓の細胞を効率よく作ることに成功したというニュースが報道されました(YOMIURI ONLINE)。虫歯の治療で抜いた歯を使って、肝細胞を作製することにつながる成果だそうです。硫化水素と言えば、あの温泉の独特のにおい、卵の腐ったような臭いがする有害物質ですね。研究は、歯の細胞に対する硫化水素の有害性を調べるなかで、細胞の変化を促す働きを発見したそうです。歯髄と呼ばれる歯の内部組織から、様々な細胞に変化できる幹細胞を取り出し、化学物質などを添加することで肝細胞の作製に成功しました。さらに微量の硫化水素を加えたところ、2~4倍効率よく肝細胞に変化し、硫化水素を加えた方が、細胞の形や肝機能も良かったそうです。この硫化水素が肝細胞に効率よく変化させるメカニズムは、詳しく分かっていないそうでです。この研究、そもそも口臭研究から派生したものだそうです。アイデアは意外と身近な所に・・・・・。
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