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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

妊婦のプラスチック化学物質への暴露

2014-12-24 08:30:53 | 研究
プラスチック製品や化粧品、芳香剤などに含まれるごく一般的な化学物質に、妊娠期間中に高レベルでさらされた女性の子どもは、そうでない子どもよりも知能指数(IQ)が低くなる傾向がみられたとの研究論文が、PLOS ONEに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。研究によるとフタル酸ジブチル(DnBP)とフタル酸ジイソブチル(DiBP)の痕跡が高かった母親の子どもは、同物質に低レベルさらされた母親の子どもと比べて、IQが平均で6ポイント低かったということです。フタル酸ジブチルとフタル酸ジイソブチルは、乾燥機用の柔軟剤シートやビニール素材を使った生地、口紅、ヘアスプレー、マニキュア液、一部石けんなどに含まれているそうです。米国で、フタル酸エステル類を含んでいるかどうかを記載している製品は、ほとんどないとも。さて、日本ではどうでしょうか。
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