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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

抗生物質薬剤耐性の影響

2014-12-26 08:30:22 | 研究
英国政府が委託した抗生物質への耐性についての検証によると、薬剤耐性の影響により、2050年までに毎年世界で1000万人が死亡する他、各国の国内総生産(GDP)が2~3.5%減少するそうです(AFPBB NEWS)。抗菌薬耐性による死者数が最も多くなるのはアジア地域の470万人、アフリカの410万人、欧州では39万人、米国でも31万7000人。また死亡要因として2番目に多いとされたのはがんで、2050年までに年間820万人に上ると推計。今回の検証によると、肺炎かん菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌については、すでに薬剤への耐性獲得の兆候を示しているそうです。米国では、年間約2万3000人の死亡例および200万人の疾患に抗生物質の効かない感染症が関係していると指摘されているそうです。また抗菌薬耐性による年間の経済的損失は、直接的な医療コストの超過で200億ドル(約2兆3800億円)、生産性の低下で350億ドル(約4兆1600億円)と試算されるそうです。
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