健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

大腸がんの浸潤・転移促進機構

2014-12-27 08:30:57 | 研究
消化器がんは、がんの中でも最も死亡率が高いようです。特に肝臓や肺へ転移しやすく、このことが死因となっているため、その機序の解明および予防・治療法の確立が急務となっているそうです。今回、大腸がん転移抑制タンパクAesが減弱・消失することで起きるNotchシグナル伝達の活性化が、Trioという巨大なタンパクの特定のチロシン残基のリン酸化を起こし、下流のRhoタンパクの活性化による大腸がん細胞の浸潤・転移を促進することが明らかになったそうです。新規治療法確立へ向けた重要な成果ですね。
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