健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

幸福感と右脳

2015-12-02 08:30:36 | 研究
幸福を強く感じる人ほど、右脳の後部内側にある「楔前部」と呼ばれる領域が大きいということがScientific Reportsに発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。これまで快感や不快感を感じた際に、楔前部が活動することは知られていたそうですが、幸福感と大きさに関係があることが分かったのはこの研究が初めてだそうです。研究は、10歳代~30歳代の男女51人に対し、楔前部の体積を磁気共鳴画像(MRI)で測定。一方で、心理学分野で確立されている幸福度の測定テストを実施。テストは、他人に褒められた際の快感の強さや、自分の存在意義の大きさなどを1~7の数字で答えると、幸福の強さを数値で表すことができるものだそうです。楔前部の体積とテスト結果を分析したところ、幸福感が強い人ほど楔前部が大きく、弱い人ほど小さいという比例関係が明らかになったそうです。楔前部の詳しい機能は明らかになっていないそうですが、大きさは環境によって変化するそうです。
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