8世紀前半に作られたバイオリンの名器「ストラディバリウス」に使われた木材は、防虫目的の化学物質が染みこむなど、現代の楽器の材質とは異なるとする研究成果がPNASに発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。水分の含有量が約25%少ないこともわかったそうで、こうした違いが、音色の違いに結びついている可能性があるということです。研究では、ストラディバリウスのバイオリン2丁とチェロ2丁で、修理の際に削った木片などを詳細に分析し、現代の楽器に使われる木材と比較。その結果、ストラディバリウスには銅や亜鉛、アルミなどの成分が含まれていることがわかったそうです。現代の木材には含まれず、当時の木材業者が防虫や腐敗防止のために下処理したとみられるということです。
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20161227-OYT1T50063.html?from=ytop_main4
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