光速近くに加速した電子と陽電子を衝突させて宇宙誕生直後の世界を再現し、宇宙の成り立ちの解明を目指す実験で、電子と陽電子の衝突を初めて確認したという発表があったそうです(YOMIURI ONLINE)。宇宙誕生直後は、現在の私たちの世界を構成している物質(粒子)と、電気の性質が逆さまな反物質(反粒子)が同じ量あったそうですが、約138億年後の今は物質だけの世界になっているそうです。その理由は、物質と反物質の性質にわずかな違いがあったためと考えられているそうですが、いまだによくわかっていないそうです。今回の実験では、マイナスの電気を帯びた電子と、プラスの電気を持つ反粒子「陽電子」を衝突させ、別の粒子・反粒子のペアを発生させて、それぞれが崩壊する様子を測定したというもののようです。なぜわずかな違いが起きたのか、その謎を明らかにするということです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180426-OYT1T50079.html?from=ytop_top
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