健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

サンゴの白化・死滅抑える物質

2018-05-23 08:30:52 | 研究
サンゴが白化して死滅するのを抑える物質を発見したいうニュースが報道されていました(YOMIURI ONLINE)。サンゴの白化は近年、沖縄県や豪州などの近海で相次いで確認され、生態系への影響が懸念されています。サンゴ礁は、多くが絶滅の危機にあり、温暖化による海水温の上昇が一因と考えられているようです。海水温が30度を超えると、サンゴの体内で毒性のある活性酸素が大量に作られ、サンゴに共生している藻が逃げ出し、サンゴの骨格だけが残って白化。藻がないと栄養分が得られず、死んでしまうというのです。医療用に開発された「レドックスナノ粒子」という化合物に着目。この粒子は活性酸素を吸着できるそうです。水槽に33度の海水とサンゴを入れたところ、サンゴの細胞がすべて死滅したが、この特殊な粒子を加えると、10日間で死滅した細胞は約4割に抑えられたそうです。今後、海中で実験し、この物質の有効性を確かめたいということだそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180510-OYT1T50103.html
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