熟慮して失敗する方が、即断して失敗するよりも学習効率が上がるとする研究論文がPLOS ONEに掲載されたそうです(YOMIURI ONLINE)。実験では、壁に開いた二つの穴に鼻をつっこむとエサがもらえる仕組みをネズミに学習させ、その後、不正解の穴の上に緑色のランプを点灯させ、点灯していない正解の穴を選んだ時だけエサがもらえるルールを学習。22匹のネズミで実験し、選択にかかる時間やルールを覚えるまでの回数を検証。その結果、全てのネズミに共通して、正解を導き出す際には4秒ほどじっくり考える一方、不正解を選ぶ際は反射的に行動する傾向がみられたそうです。ただ、不正解の前にも「熟慮」していたネズミは、反射的な行動で失敗するネズミに比べ、少ない回数でルールを覚える傾向があったということです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180501-OYT1T50098.html?from=ycont_top_txt
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180501-OYT1T50098.html?from=ycont_top_txt