ここ数年続いている深刻な干ばつで、オーストラリアの野生動物が厳しい状況に置かれているそうです(YOMIURI ONLINE)。オーストラリアの一部地域では、「ビッグ・ドライ」と呼ばれる異常な干ばつが数年にわたって続いており、東部の緑豊かな一部地域でも、その色が緑から茶色に変化しているそうです。例えば、干ばつのためにユーカリの木が枯れてしまい、その葉を食べるコアラは広い範囲の移動を余儀なくされているそうです。しかし、こうした移動には、犬に襲われたり、自動車にはねられたりするリスクが常にあるというのです。その他、繁殖期に道路に出てきて自動車にひかれるハリモグラの数も増えているそうです。保険業界のデータでは、この干ばつの影響で、野生動物が絡む自動車事故の発生件数が過去3年で約20%増えたことが示されているそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3196768
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