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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

地下深部に広大な「生命体の森」

2018-12-26 08:30:50 | 研究
海底をおよそ2500メートル掘り下げた地下に、数十万年から数百万年にもわたって存在してきた可能性のある微生物を含む、広大な「生命体の森」が存在するという発見が米国ワシントンで開かれた米国地球物理学連合(American Geophysical Union)の会議で発表されたそうです(AFPBB NEWS)。地底の極端な温度や気圧にもかかわらず豊富に存在するこの生命体は、これまで存在が知られていません。何も摂取せずに岩から放出されるエネルギーのみを取り入れて生きており、動きは遅く、まるでゾンビのような状態で存在しているそうです。2009年に地球内部の秘密を探るために専門家数百人が集まって結成された国際共同研究機関「深部炭素観測(ディープ・カーボン・オブザーバトリー、Deep Carbon Observatory、DCO)」が実施した過去10年に及ぶ研究結果によると、地球上の生物のうち、細胞核を持たない単細胞の有機体であるバクテリア(細菌)やアーキア(古細菌)のおよそ70%が地下に存在するそうです。そうした「深部地下生物(ディープライフ)」は炭素重量換算で150億~230億トンに相当するそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3201455
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