ハチを病気から守るワクチンの開発に成功したそうです(AFPBB NEWS)。世界初の成果とみられ、ハチの個体数急減に歯止めをかける対策として期待されているそうです。世界の全農作物の4分の3はハチなどの生物の媒介で受粉するそうですが、近年、ハチが一斉に姿を消したり大量死したりする「蜂群崩壊症候群」という現象が報告されるようになっているそうです。ハチ個体数の減少が世界的な食料危機を引き起こす恐れがあるとして、問題視されているそうです。「蜂群崩壊症候群」の原因としては、ダニや殺虫剤、ウイルス、菌類、またはこれらの組み合わせなどが指摘されているそうですが、詳細は分かっていないということです。今回開発したワクチンは、コロニーを全滅させかねない病原微生物への抵抗力をハチに与えるものだそうです。人間や動物の場合、抗体が病気予防に重要な機能を果たしますが、昆虫には抗体がないため、ワクチン接種によって免疫をつけるのは不可能だとこれまで考えられていたそうです。角砂糖を用いて女王バチにワクチンを投与すると、免疫が幼虫に受け継がれ、コロニー全体に広がっていくそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3202470?cx_part=top_category&cx_position=1
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