化石燃料の燃焼などによる二酸化炭素(CO2)の世界排出量が、2018年には2.7%増加する見通しだとする研究論文がEarth System Science Dataに発表されたそうです。論文は80人近くの科学者が共同執筆したもので、世界の気候変動との闘いは「完全に脱線している」と警告しているそうです。世界のCO2排出量は2016年までの3年間にわたり横ばいが続き、人為的な温室効果ガス排出量がついにピークを迎えたとの期待が高まったそうですが、2017年には1.6%増と再び増加していたそうです。今回の研究では、太陽光・風力発電の急速な普及やエネルギー効率の向上が見られる一方、海運や航空を含む貨物・旅客運送分野での需要がそれを上回るペースで増加していることが示されたそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3200712
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