健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

飲むインスリン

2019-02-24 08:30:09 | 研究
米国マサチューセッツ工科大(MIT)は、糖尿病の患者に必要なインスリンを、飲むだけで摂取できる小型のカプセルを開発したと発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。インスリン投与のために定期的に注射を打つ患者の負担を減らすのが狙いだそうです。カプセルは直径1センチ程度。外側はプラスチックでできていて、中にインスリンを固めて作った針と小さなバネが収められているそうです。カプセルを飲むと、胃の中でバネを覆う砂糖の筒がとけて、バネの力で針が外に押し出されるそうです。針が胃の膜に刺さり、インスリンが体内に吸収される仕組みとのこと。研究チームは、カプセルを豚に投与し、針が刺さった後にカプセルが体の外に排せつされることも確認したそうです。MITは胃壁に針を刺しても患者は痛みを感じにくいとしており、今後、実用化に向けた研究を進める方針だそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190215-OYT1T50144/
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