京都大学が進める再生医療用のiPS細胞(人工多能性幹細胞)の備蓄・提供事業について、文部科学省の専門家会合は、ゲノム編集技術を活用して備蓄の効率を高める方針を決めたそうです(YOMIURI ONLINE)。ゲノム編集でiPS細胞の遺伝子を改変し、移植時の免疫拒絶反応を起きにくくさせて、ほぼ全ての日本人に提供できる体制を整えるそうです。京都大学iPS細胞研究所は2013年度から国の事業として、拒絶反応が起きにくい特殊な免疫タイプの人の細胞からiPS細胞を作り、再生医療用に備蓄・提供。ただ、90%の日本人の免疫タイプに対応するには、140種類のiPS細胞を備蓄する必要があるなどの課題があったそうです。
https://www.yomiuri.co.jp/science/20190211-OYT1T50110/
https://www.yomiuri.co.jp/science/20190211-OYT1T50110/