太陽系などがある天の川銀河の中心付近に、太陽の3万倍の質量を持つ中型のブラックホールがあることが分かったと、国立天文台などの研究チームが発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。天の川銀河の中心には、太陽の400万倍の質量を持つ巨大なブラックホールがあるとされるそうです。その近辺に、中型のブラックホールが存在する可能性が複数報告されているそうですが、存在を示す確かな証拠は見つかっていなかったそうです。研究では、南米チリの電波望遠鏡「ALMA」を使って、天の川銀河の中心付近にあるガスの塊から出る電波を観測。その結果、ガスの塊は二つあり、両方とも同じ中心の周りを楕円を描くように回転。中心には太陽の3万倍の質量の重力源があると推定され、周囲に明るい光を放つ天体がないことなどから、ブラックホールと結論づけたそうです。
https://www.yomiuri.co.jp/science/20190213-OYT1T50202/
https://www.yomiuri.co.jp/science/20190213-OYT1T50202/