知られているすべてのインフルエンザウイルスに対抗できる免疫細胞を発見したとする研究結果が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。致死性のインフルエンザに対する万能の単回接種ワクチンの開発につながる可能性のある極めて画期的な成果だそうです。インフルエンザのウイルス株が変異を続けるため、ワクチンは製法を定期的に更新する必要があり、限られた防御しか提供できないのが現状。研究では、世界人口の過半数の人々の体内に存在する「キラーT細胞(免疫細胞)」が、一般的な種類のインフルエンザウイルスすべてに対し、有効に働くことを実験で証明。この結果が意味するのは、毎年更新する必要のない包括的なインフルエンザワクチンを開発するために、このキラーT細胞を利用できるかもしれないことのようです。さらに、この種の細胞を生まれつき持っていない人々においても、効果を発揮させることが可能になるかもしれないということです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3211790?cx_part=search
http://www.afpbb.com/articles/-/3211790?cx_part=search