蚊の吸血行動を抑える物質を見つけたとする論文がCellに発表されたそうです(読売新聞オンライン)。研究では、人の体内で食欲の調節に関わっている特殊なたんぱく質に似た物質が、ジカウイルス感染症(ジカ熱)やデング熱を媒介するネッタイシマカにもあることに着目。その働きを高める化合物を突き止めたそうです。この化合物をネッタイシマカに与えると、動物に近づいて血を吸うといった吸血行動の頻度が抑えられるようになったそうです。特殊なたんぱく質の働きにより蚊の「満腹感」が増したためとみており、蚊が媒介する感染症の広がりを防ぐ新たな手法になるいうことです。
https://www.yomiuri.co.jp/science/20190225-OYT1T50179/
https://www.yomiuri.co.jp/science/20190225-OYT1T50179/