健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

フラックスシードは糖尿病フレンドリー

2013-06-01 08:30:06 | 研究
亜麻という植物の種であるフラックスシードは、これまで日本ではペットフードなどに使われていたそうです。しかしこのフラックスシードは、オメガ3を天然に含み、オリーブオイルやアボカドのように、身体の老化や酸化を防ぐため、糖尿病の人にお勧めらしいのです(QLife Pro)。フラックスシードの糖尿病に対する効果を試すのに、25人を3つのグループに分けて、それぞれが1日0グラム、13グラム、26グラムのフラックスシードを12週間摂取させたそうです。すると、13グラム摂った人では、血糖を下げる働きのあるインスリンの量が低下しているにもかかわらず、血糖値が開始前よりも低くなっていたといういのです。したがって、フラックスシードの成分が、血糖値を下げ、同時にインスリン感受性を高めるのではないかというのです。しかし、対象が25人と少なく、治療として用いられるレベルではないそうです。ですが、ちょっとした間食と置き換えるなどがかんがえられるそうです。クッキーやパンに入れるレシピが多いとのこと。ただし、13グラム摂った人では効果が見られましたが、26グラム摂った人では目立った効果が見られなかったため、食べれば食べるだけ効果があるものでもないとのこと。やはり適度な量というのがあるのですね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする