健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

新種の小さなカエル

2018-04-10 08:30:09 | 研究
ベネズエラとコロンビアの国境を走るペリハ山脈(Perija mountain range)で、新種の小さなカエルが発見されたそうです(AFPBB NEWS)。10年におよぶ調査で、標高1000メートル以上の川や小さな滝に生息しているのを発見されたそうです。皮膚は多色で独特の鳴き声を持つそうです。体長は雄は2.8~3.2センチ、雌は3.5~3.9センチ。ベネズエラ北西部スリア(Zulia)州で存続の危機にある先住民族Japreriaに敬意を表して「Hyloscirtus japreria」と命名されたそうです。新種の発見は2月にZootaxaに発表されたそうで、今回の発見でHyloscirtus属のカエルは37種となったということです。ちなみに、ペリハ山脈には今回発見されたカエルのような珍しい種が生息するそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3169294?cx_position=13
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世界最古の洞窟壁画

2018-04-09 08:30:52 | 研究
世界最古の洞窟壁画は、欧州に現生人類が現れる2万年以上前にネアンデルタール人(Neanderthals)によって描かれていたもので、絶滅した人類の祖先も、私たちのように象徴的思考が可能だったことを示しているという研究結果が、Scienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この研究は、スペイン北東部ラパシエガ(La Pasiega)、西部マルトラビエソ(Maltravieso)、南部アルダレス(Ardales)の3か所の洞窟遺跡で見つかった壁画が描かれた年代を、新技術によってこれまでで最も正確に測定したものだそうです。測定結果によれば、これらの洞窟壁画が描かれたのは約6万4000年前までさかのぼるそうです。現生人類がアフリカから欧州にやって来たとされる時代より少なくとも2万年前。これらの洞窟壁画は、赤色の顔料を中心に黒色もところどころ使われ、動物の群れや手形、彫刻、点や円盤、幾何学模様などが描かれているそうです。そして、こうした象徴的な表現は知性の証拠とされ、これまでは現生人類に特有の能力と考えられていたものだそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3166282?cx_position=7
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フリースローを絶対外さない!?

2018-04-08 08:30:19 | 研究
フリースローを絶対外さない!?

トヨタ自動車は、先日バスケットボールをするAIロボット選手「CUE」をお披露目したそうです(AFPBB NEWS)。このロボット、フリースローを絶対外さないそうです。
下記よりご確認ください。
http://www.afpbb.com/articles/-/3169534?cx_position=6
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乳幼児突然死と遺伝子変異

2018-04-07 08:30:32 | 研究
乳幼児が突然死するリスクは、呼吸筋に関連した遺伝子のまれな突然変異で高まる可能性があるとする論文がが、The Lancetに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。乳幼児の主な死因の一つ、乳幼児突然死症候群(SIDS)が遺伝子と関連している可能性を初めて指摘したもの。SIDSは健康に見えた乳幼児が生後1年以内に原因不明の死に見舞われるもので、生後2~4か月の子どもに発生することが多いそうです。この研究は、乳幼児突然死で重要な役割を果たすと考えられている呼吸筋に影響を与える「SCN4A」遺伝子に着目。この遺伝子の突然変異が発生する割合は10万人に5人以下で、乳幼児突然死症候群で死亡した278人からは4件の遺伝子変異が見つかったそうですが、健常者を対象とした並行群729人からは1件も見つからなかったというのです。SCN4A遺伝子は呼吸筋の中にある重要な細胞表面受容体に指示を与えており、その活動は誕生時は低調だが、最初の2年間で活発になっていくそうです。この遺伝子の突然変異が、一連の遺伝的な神経筋疾患とともに、致命的な呼吸の一時停止や呼吸を一時的に困難にする可能性のある声帯のけいれんなどを引き起こす可能性があるそうです。研究は欧州系の乳幼児のみを対象としたものであるため、疑いが持たれるSCN4A遺伝子変異がおおむね一般的である他の人種集団でも、同じ研究を実施する必要があると強調。また、遺伝子が乳幼児突然死の唯一の要因ではないことはほぼ確実だと指摘し、乳幼児の命を守るためには安全な寝かせ方が不可欠だと強調しているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3169300
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指の関節が鳴る理由

2018-04-06 08:30:12 | 研究
指の関節(指節間関節)がポキッと鳴る原因は一体何かという謎の解明に成功したとみられる研究結果が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。指の関節音については、指の全ての関節を鳴らせるわけではないこと、一度鳴らした関節については20分待たないと鳴らせないことなどが、過去の研究で明らかになっていたそうですが、音の発生源については謎のままだったそうです。そして今回、この指関節の「ポキッ」という破裂音はまさしく文字通りの現象であることが明らかに。この特徴的な音は、手の関節液の微小な気泡が崩壊することで発生するのだそうです。研究で、幾何学的に表現した関節と数理モデルを用いて、関節音の発生に至る現象のシミュレーションを実施。その結果、指関節を鳴らした時に生じる音の原因は、関節内の液体中にあるキャビテーション気泡の部分的な崩壊だと理解できたそうです。指節間関節が鳴る音と気泡の崩壊の関連性が最初に指摘されたのは1971年発表の研究にさかのぼるそうですが、指関節を鳴らした後にもまだ関節液中に気泡が残っていることがその後の研究で判明したため、結果が疑問視されていたそうです。そしてこの矛盾は、音が部分的な崩壊で生じる可能性があることが今回の数理モデルで示されたことにより、解決されたと考えられるそうです。これまでのところ、指関節鳴らしが有益か有害かについてはまだ明らかになっていないとも。また、関節炎の原因にはならないということです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3169308
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社会的孤立と心臓発作や脳卒中後の死亡率

2018-04-05 08:30:18 | 研究
孤独感が心血管疾患リスクに及ぼす影響は、最近の研究で示唆されているより小さいとの研究結果がHeartに発表されたそうです(AFPBB)。ですが、社会的孤立は、実際に心臓発作や脳卒中発症後の死亡率を上昇させることが分かったそうです。この研究は、英国の男女48万人近くを7年間にわたり追跡観察した調査したもので、孤独感と心臓病との間に存在するとされる関連性は、喫煙、飲酒、貧しい食生活、運動不足など、その他のよく知られた危険因子を考慮に入れると実質的に消失することが明らかに。心の通じ合う人がおらず寂しい気持ちが早死にに及ぼすとされる影響についてもこれと同様だったそうです。ですが、リスクの高い生活習慣を考慮に入れてもなお、実際に一人だけで時を過ごす社会的孤立は、心臓発作や脳卒中を発症した人の死亡リスクを約30%上昇させたそうです。
この研究で対象としたのは40~69歳の男女47万9054人で、7年間観察した「バイオバンク」と呼ばれるコホート調査データを利用したけんきゅうだそうです。調査対象者は、自身の民族的背景、教育レベル、所得、生活様式やうつ病歴などに関する詳細な情報を提供。さらに、参加者自身の孤独度と社会的孤立度も調査。孤独度は主観的な判断で、社会的孤立は1人でまたは他者と一緒に過ごす時間の長さで評価したそうです。その結果、回答者全体の10%近くが社会的孤立状態にあると認められ、6%が孤独感を感じており、1%がその両方だったそうです。こうした個人データを、心臓発作や脳卒中を初めて発症した人々および死亡した人々のデータと照合した結果、健康を損なう生活習慣を考慮したところ、残ったのは社会的孤立との関連性だけだったそうです。過去の一部研究によると、一人暮らしの人では早死にの傾向がみられるほか、がんを発症してから死去するまでの期間が短く、全体的に健康状態が悪いとの結果が示されたそうです。また別の研究では、認知症との関連も指摘されているとも。

http://www.afpbb.com/articles/-/3169217
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感染リスクが高い席?

2018-04-04 08:30:57 | 研究
飛行機で旅をする接触伝染病の人は、実際に病気を他人にうつす可能性がありますがが、主なリスクを負うのは主として左右の席および前後の列の乗客であることする論文が、PNASに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、大陸横断飛行の10便を研究対象とし、乗客の動きを細かく追跡して、SARS(重症急性呼吸器症候群)やインフルエンザのように空中および物の表面に付着した飛沫によって広がる代表的な呼吸器感染の確率を推定。その結果、感染している乗客の前後1列、横2座席以内に座っている乗客の感染確率は80%以上で、その他の乗客全員の感染確率は3%未満だったそうです。さらに、乗務員が感染している場合は、1回の飛行につき乗客平均4.6人を感染させる恐れがあると警告。ちなみに、公共保健サービスの指針では、特定の伝染病については患者の2列以内の乗客に検査を受けるよう促していることだそうです。空の旅の乗客が年間30億人であることを考えると、伝染性の病気にかかっている時に旅行するのは「重大な公衆衛生上の問題」になると指摘しているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3168543
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持久力や筋力と生活習慣病リスク

2018-04-03 08:30:16 | 研究
心肺の持久力と筋力がともに低い中学生は肥満度や血圧、血糖値など生活習慣病に関わる指標が高くなるとの研究結果が発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。子供の持久力と筋力の両方について、生活習慣病の指標との関連を示した研究は国際的にも初めてだそうです。研究は新潟県阿賀野市と協力し、同市の中学2年生993人(男子523人、女子470人)の健康診断結果と体力テストのデータを解析。20メートルシャトルランを心肺持久力、握力を上肢筋力、立ち幅跳びを下肢筋力、上体起こしを筋耐久力の指標としたそうです。肥満度を示す体格指数(BMI)は、持久力、上肢・下肢筋力が低いと高くなり、血圧と動脈硬化につながる血中脂質は持久力が低いと高まったそうです。さらに、持久力と上肢筋力がともに低い生徒は、ともに高い生徒に比べ、肥満度、血糖値、血圧が高く脂質が多い「代謝異常リスク」を持つ可能性が4・3倍に。持久力と下肢筋力で見た場合も、両方とも低い生徒は代謝異常リスクの可能性が3・2倍だったそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180317-OYT1T50027.html?from=ycont_top_txt
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3Dプリンターで心筋組織

2018-04-02 08:30:18 | 研究
ヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した心筋細胞などをもとに、細胞を積み重ねて立体的な組織を作る「バイオ3D(3次元)プリンター」で心筋組織を作ることに成功したそうです(YOMIURI ONLINE)。先天性の心臓病治療などにつながる可能性がある成果だそうです。研究では、iPS細胞で作った心筋細胞に血管の内皮細胞などを混ぜ、直径約0・5ミリの球体を多数作製。プリンターを使って、剣山に団子を刺すように積み重ねて1週間ほど培養し、針から引き抜いて直径約5ミリのチューブ状の心筋組織を作成。この状態で組織が拍動していることも確認できたそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180321-OYT1T50013.html?from=ycont_top_txt
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4世紀のビールを再現

2018-04-01 08:30:00 | 研究
カナダの大学教授と酒造会社がこのほど、4世紀ごろに飲まれていたビールを再現したそうです(AFPBB NEWS)。まず、エジプトの錬金術師が4世紀に記したレシピに取り組んだそうです。古代ギリシャ語で書かれたレシピは現代語に翻訳。そして、手臼で大麦の粉をひき、サワードウのパンを作るために水を加え、パンを焼く際には、サワードウに含まれる酵素を失活させないようにするため非常に低い温度に保つ必要があったそうです。焼きあがるまでには約18時間の手間のかかる作業を要したそうです。次に、サワードウパンをバーンハマーの発酵槽に浸したそうです。発酵槽内の飲料は「ミルクシェイク」に似た状態から2週間で黄金色のビールになったそうです。古代のビール作りの過程を現代の高度な技術を駆使したビール醸造と比較すると、その中心部分は何世紀を経ても基本的には変わっていないと思われたそうです。ただし、当時の方法の方がはるかに労働集約的な作業で、職務の専門化が不可欠だった可能性も高いそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3167432?cx_position=16
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